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ロシアが実戦配備している戦闘爆撃機Su-34。ウクライナ侵攻にも投入されている兵器になるのですが、その撃墜された機体からテープで固定されたGPS装置が発見されたと報じられています。

残念ながら画像等はないのですが、英国国防長官ベン・ウォレスが2022年5月9日、イギリスの国立陸軍博物館で講演した際に昨今の世界情勢からロシアに対しては「無意味で自滅的な行為だ」と批判。そして一連の戦闘で、ロシア軍が保有するこの規模の戦闘爆撃機としては最も性能が高いと考えられるSu-34に関して話がありました。

Downed Russian Su-34 fighter jets are being found with basic GPS 'taped to the dashboards' - AIRLIVE

彼によるとウクライナで撃墜されたSu-34のコックピットからダッシュボードに固定されたGPS受信機が発見されたというものです。GPSは自分の現在地を表示するため特に位置を見失いやすい航空機には現在幅広く搭載されているのですが、それが戦闘爆撃機にテープで固定された状態だったというものです。



彼によると考えられるのはロシア産のGPS装置の信頼性が低い可能性がありこれを追加で搭載したという説です。またもう一つ考えられるのはウクライナ侵攻以降、軍事機器分野の修理だったり交換が行えない状態になっている可能性があるというものです。

どのような理由でGPS受信機を搭載していたのかは不明なのですが、今回のウクライナ侵攻ではロシア軍が中国製の市販されている無線を使用していることが明らかになるなど装備品の『質』が極めて悪いことが当初から見受けられており、今回もその一つの事例になったことが伺えます。