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未来の発電技術として注目されている宇宙太陽光発電。宇宙空間にソーラーパネルを設置し、マイクロ波などに変換して地上にするというものですが、イギリスはこの発電方法に関して実用化に向けて取り組んでいると報じられています。

イギリス政府によると宇宙エネルギーイニシアチブとして、向こう2035年までに小規模の宇宙太陽光発電を行う人工衛星を展開して試験を行うためエアバス、ケンブリッジ大学および人工衛星製造企業であるSSTLなど大手50もの組織がこれに参画していると報じられています。

A solar power plant in space? The UK wants to build one by 2035. | Space

なぜ宇宙太陽光発電なのか。理由についてはCO2削減です。宇宙開発にCO2削減という言葉が付いてくる時代になったことにも驚きなのですが、イギリスとしては2050年頃までにCO2を実質排出ゼロにするという目的があるといい、地上設置ではなく宇宙に太陽光発電を設置することで既存の技術よりも費用対効果が高い排出削減が行えるとしています。


イギリス側によるとロンドンで開催されたイベント内で議長のマーティン・ソルタウ氏は、この宇宙太陽光発電に関して「国内似必要な技術はある」としており、開発については問題はないというということを説明しています。

では効率はどうなのか。結局のところ宇宙に送り込む莫大な費用と地上設置の費用などそのコストパフォマンスが気になるところですが、イギリス側によると宇宙太陽光発電は地上と同じ面積比で13倍以上の発電効率があるとしています。理由は地上では朝昼夜の時点の影響、そしてイギリス特有の雲り空の影響もないため高効率の発電率になるとしています。
変換についてはソーラーパネルで直流を作り固体無線周波数電力増幅器でマイクロ波に変換され地上に送信されるとしています。

イギリスとしてはCO2削減に向けてクリーンエネルギーを生産する必要があるものの、電力需要の40%以上を再生可能エネルギーで賄うには現在の3倍規模の設置が求められるとしています。当然広大な土地が必要になるのですが宇宙に展開することで地上にかかる負担は少なくて済むという理由もあるとしています。

*抄訳したものを掲載しています


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