先日ドネツ川を渡り西に攻め込もうしていたロシア軍の部隊が撃破されたとほうじられました。これはアメリカから供給された榴弾砲と精密誘導砲弾エクスカリバーで撃破されたと言われているのですが、いったいどのような兵器なのか簡単に紹介していきます。
先日、ウクライナ東部ドネツ川を渡河しようと橋をかけるなど集結していたロシア軍にウクライナ側からの攻撃があり、結果系にロシア軍に対して9回の攻撃を実施し渡河作戦を防いだとしています。ただこれに関しては現地の写真などからも完全に防いだものではないと考えられます。
▼渡河作戦が行われたエリア。これにM777榴弾砲が使用されたとされている
いずれにしてもこの攻撃によりかなりの被害がでたのではないかと言われているのですが、その攻撃に使用されたのがアメリカ軍から提供されたこの発射装置である『M777 155mm榴弾砲』とそれに使用するGPS誘導砲弾『エクスカリバー』です。
もちろんこの榴弾砲は通常の無誘導砲弾を打ち出すために開発されたもので、砲弾に翼とGPSなどを搭載したエクスカリバーが後に登場しました。
そしてこちらがエクスカリバーことM982です
打ち出されるとミサイルのような翼を展開し精密誘導砲弾となります。
現在M982 エクスカリバー砲弾については主に3つの派生型が存在しており、供給されたものがどれなのかは不明なのですが、標準装備としてGPSを搭載しており発車後、指定された着弾地点から4m前後に落下するとされています。例として2007年に使用されたときは発射されたエクスカリバーは92%が4m未満に着弾したとされており、現在能力が向上したタイプが生産されていることから更に精度が高まっていると考えられます。
M982 エクスカリバーの特徴は通常の砲弾のように放物線を描いて落下するのではなく、最後に自ら進路をかえ急角度で落下するという方法がとられます。また発射した方角が仮に10度ほどずれて発射したとしてもカーブボールのように進路を変え目標を攻撃する能力があるといわれています。
こちらが従来のM982 エクスカリバーによる試験映像です。
現在はGPS以外にもレーザー誘導を行えるエクスカリバーSが2013年に発表されており、2020年には移動する目標に対して攻撃する試験に成功しています。いずれにしてもウクライナに供給されたのはエクスカリバーSではなく従来型のGPSで誘導するタイプではないかと考えれられるのですが、ウクライナ側からもこの兵器についてはかなりの成果を上げていると報告があります。
この兵器についてはもちろん通常の無誘導砲弾に比べて遥かに高価なのですが、今回有効性が改めてしめされた結果となりました。ウクライナ侵攻を受けて様々な兵器が運用されており、アメリカ軍どころか世界における兵器の有効性が示されたものについては今後生産されたり発展型が様々登場してくる可能性があります。
▼渡河作戦が行われたエリア。これにM777榴弾砲が使用されたとされている
いずれにしてもこの攻撃によりかなりの被害がでたのではないかと言われているのですが、その攻撃に使用されたのがアメリカ軍から提供されたこの発射装置である『M777 155mm榴弾砲』とそれに使用するGPS誘導砲弾『エクスカリバー』です。
もちろんこの榴弾砲は通常の無誘導砲弾を打ち出すために開発されたもので、砲弾に翼とGPSなどを搭載したエクスカリバーが後に登場しました。
そしてこちらがエクスカリバーことM982です
打ち出されるとミサイルのような翼を展開し精密誘導砲弾となります。
現在M982 エクスカリバー砲弾については主に3つの派生型が存在しており、供給されたものがどれなのかは不明なのですが、標準装備としてGPSを搭載しており発車後、指定された着弾地点から4m前後に落下するとされています。例として2007年に使用されたときは発射されたエクスカリバーは92%が4m未満に着弾したとされており、現在能力が向上したタイプが生産されていることから更に精度が高まっていると考えられます。
M982 エクスカリバーの特徴は通常の砲弾のように放物線を描いて落下するのではなく、最後に自ら進路をかえ急角度で落下するという方法がとられます。また発射した方角が仮に10度ほどずれて発射したとしてもカーブボールのように進路を変え目標を攻撃する能力があるといわれています。
こちらが従来のM982 エクスカリバーによる試験映像です。
現在はGPS以外にもレーザー誘導を行えるエクスカリバーSが2013年に発表されており、2020年には移動する目標に対して攻撃する試験に成功しています。いずれにしてもウクライナに供給されたのはエクスカリバーSではなく従来型のGPSで誘導するタイプではないかと考えれられるのですが、ウクライナ側からもこの兵器についてはかなりの成果を上げていると報告があります。
この兵器についてはもちろん通常の無誘導砲弾に比べて遥かに高価なのですが、今回有効性が改めてしめされた結果となりました。ウクライナ侵攻を受けて様々な兵器が運用されており、アメリカ軍どころか世界における兵器の有効性が示されたものについては今後生産されたり発展型が様々登場してくる可能性があります。