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2022年3月、中国東方航空の国内線がほぼ垂直に近い角度で落下した墜落事故に関して米国当局情報筋の話として、意図的に操縦桿を操作して墜落させた人為的な事故の可能性があると報じられています。

ウォールストリート・ジャーナルなど海外メディアが伝えたところによると、米国当局つまりブラックボックスなど回収されたデータを分析している当局筋の発表として、そのデータから意図的に何者かが操縦桿を押し込んだ(つまり降下の方向に向けた飛行)を示唆する内容が得られたとしています。

BREAKING Black boxes indicate someone intentionally crashed China Eastern Boeing 737-800 - AIRLIVE

あくまでこれは公式発表ではないのですが、米紙では「飛行機はコックピットにいた誰かに指示された通りに動いた」と報じており、機体トラブルなどではなく誰かが人為的に操縦した形であのような垂直降下をする動作にはいったとしています。

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誰が操縦を行ったのか

記事ではコックピット内に侵入した誰かが操縦した可能性もあるとしているのですが、過去同様の事故が多発していることからも疑われるのはパイロットです。ABCテレビによると「パイロットの1人の私生活についても調べており、事故の直前に問題を抱えて苦しんでいた可能性がある」とも報じています。

旅客機と拡大自殺

この大型旅客機をもちいて乗客を巻き込む拡大自殺はそう珍しいものではありません。むしろハイジャックによる墜落よりも明らかに件数が多く、むしろパイロットのほうが乗客にとってリスクになっています。

例としては2015年に発生したジャーマンウイングス9525便墜落事故(150人死亡)ではうつ病と診断され自殺する可能性があるとして治療を受けていた副操縦士が原因で墜落させられています。この時機長は副操縦士により締め出されていました。

2014年のマレーシア航空370便(239人死亡)も同じく拡大自殺とされており、1999年10月31日のエジプト航空990便(217人死亡)もオートパイロットとエンジンを自ら操作し停止、「アッラーを信頼する」などと繰り返しながら墜落させています。