image_38

ここ最近、日本を含め世界中で同時多発的に発生しているのは子供が謎の肝炎を発症するというものです。原因はアデノウイルス説が指摘されていたのですが、イギリス当局によると発症者の7割がペットとして犬と接触していたことがわかったとしています。

少なくとも11人以上が死亡し数百人が肝炎を発生させているという、今回の原因不明の小児肝炎。これに関して最初に事例を報告したイギリスの英国健康安全保障局(UKHSA)によると、小児肝炎のこれらの症例で多くで「犬の曝露」を報告しました。

Severe Hepatitis Spike in Children 'Linked' to Dogs, But Here Are The Facts

当局によると、患者92人中64人のデータとして、発症者の家族内で犬を飼っているか、もしくは飼っていないものの他の犬との接触があったとしています。イギリスでは全世帯の33%で犬を飼っており、子供が遊びにいくなどして犬と接触する機会はあるとしています。

問題はこの犬との接触=肝炎発生との因果関係はよく分かっていない点です。特にどの程度発症者が接触いしていたのかなどもよく分かっておらず、偶然そのような傾向になった可能性もあるいというものです。

以前報告されたアデノウイルス41(Ad41)はイギリスの患者では75%から見つかっていました。実は犬には呼吸器疾患や同じく肝炎を引き起こす独自のアデノウイルスが存在しているらしく、これが人間に感染するということは現時点でしられていません。もちろんAd41と犬との関連性も知られていないといいます。

仮に未知のウイルスが発生し犬から人に感染したと言う可能性については、新型コロナで交流が止まっているような状況下で、犬と犬でウイルスが広まるスピードよりもはやく海外で同じ小児肝炎がみつかっておりこれも考えられないとしています。

ブリストル大学の免疫学教授によると、現時点で子供と犬との距離を遠ざけるよりもまずは子供の免疫について考える必要があるとしています。手洗い、表面の滅菌、およびその他の衛生対策により子供に過剰反応性の免疫応答を起こしやすくする可能性があるとも指摘しています。

*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。
このエントリーをはてなブックマークに追加