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海外メディアによるとモスクワ郊外の街で路上に駐車していたSUVが突然爆発する事故があったと報じています。そして爆発現場には対戦車ロケットが発見されました。

詳細は不明ですが、爆発事故があったのはモスクワから北東部に位置するムイチシチという街でマトロソフ通りの民家近くで発生したといいます。当然この周囲には軍事的な施設もない地域です。

爆発後、地元警察が現場に到着したもののそこにあったのは大きく破壊されたSUV、隣の車にも何かが貫通している様子、そして駐車場には車の破片と兵士が使用する対戦車ロケットの本体が落ちていました。

まずこの対戦車ロケットを所有していたのはロシアが侵略したウクライナ東部の街『ルガンスク』もしくは『ドネツク』に物資を輸送するような仕事をしていたらしく、早朝友人と一緒にこの車のトランクを開けたときに爆発したといいます。負傷したのは2人としており、所有者とこの友人と考えられます。

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ただ、当局の聞き取りによるとこの対戦車ロケットには弾頭はなかったらしく、発射体が存在しない本体のみ、例えば『銃』で言い換えれば弾が入っていない状態だったといいます。そして当時ガスボンベが車の中にありこれが爆発したとも説明しているそうです。

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ただ、これも何かおかしく仮にガスボンベのガス漏れで爆発したのであれば車が全体が吹き飛ぶことになります。しかしそうではなく局所的、指向性が伺える破壊が確認されます。これがガスボンベ程度でも発生するのかは不明ですが、本当は対戦車ロケットに弾頭が付いており何らかの理由で発射した可能性もあります。

なぜこの人物が対戦車ロケットを所持していたのかは今後捜査されるものと考えられます。