サル痘

海外メディアによるとヨーロッパ及びアメリカなど欧米各国で非常に発症例が珍しいサル痘を発症した人が相次いで見つかっていると報じられています。イギリスでは既に9人が発症しており、6人については感染経路がよく分かっていません。

リスやネズミ(げっ歯類)から直接人に、またサルを介して人に感染するサル痘。みなさんも初めて耳にされた方も多い思うのですが、ヨーロッパ大陸では発症そのものが珍しこのサル痘を何故か同時に多発的に発症するケースが報じられました。

Over 40 New Monkeypox Cases Have Been Detected in Europe, Health Officials Report

まずスペインです。スペインの保健当局によると、マドリッド地域だけで既に23例の疑いを含めた発症例が報告されているとしており、これは人人感染です。声明のなかでこの大半が性行為で感染した可能性が高いと見ています。そしてこの23例の大半は性的マイノリティーの若い男性です。
スペイン当局は「サル痘は呼吸器によるものですが、今回の例では性交中に体液を介して伝染することを示しています」と説明しています。

ポルトガルではリスボン地域のみで20例が確認されています。この発症者は今回、中央アフリカと西アフリカの一部で流行しているサル痘とは別のルートで入ったと考えられるケースが検出されたとしています。そしてポルトガルの例では性的マイノリティーの若い男性が全員を占めていました。

イギリスでは9例(記事では7例)を確認。最初の患者は西アフリカのナイジェリアに旅行しています。そしてこの家族の2人にも感染しています。
アメリカでは1人が感染しているものの、この人物はカナダに旅行していたといい、どのような経緯で感染したのかは調査中です。

サル痘

サル痘は1950年代後半、実験動物として採集されたサルから見つかったことからこの名前が付けられました。ヒトへの感染は1970年代にコンゴで確認。それ以降、南アフリカなどアフリカの特に熱帯雨林
地域で散発的に確認されていました。

2003年にはアフリカから輸入されたペットが原因でアメリカで71人が感染したものの死者はゼロでした。

感染と治療は

感染については、まずはネズミやリスなど感染した動物にかまれたり、その血液や体液、発疹に触れたりすることで感染することがあります。特に欧米で広まっているヒトヒト感染は感染した人の発疹、体液、飛まつを浴びたりすることで感染します。

ただ、新型コロナのように空間を共有しただけで短時間で感染するのではなくあくまでWHOによるとヒトからヒトへの感染は密接な接触が必要だとしており、今回欧米では性行為が原因になっていることからもそれが伺えるものになっています。

発症すると顔や体に特徴的な発疹が出るほか、発熱やのどの痛み、リンパ節が腫れるなどの症状がでるのですが、現在治療方法はありません。ただ、天然痘に対するワクチンが効果的だという研究があり予防効果があるとされています。

参考:NHK
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