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北朝鮮が再び核実験を計画していることが今年3月以降に確認されていたことについて、アメリカの核専門家によると、既に作業の大半が済んでいるとしており、残りは電気ケーブルを繋げる程度まで切迫していると報じています。

ボイス・オブ・アメリカは、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送によると、核専門家であり物理学者であるデビッド・オールブライトという科学国際安全保障研究所(ISIS)で所長を努めている人物の話として風渓里核実験場に関して、残る作業は「空間まで電気ケーブルを接続する作業だけ残っている」と説明しています。

“北, 핵실험 최종단계인 전기케이블 연결작업만 남겨둔 듯” - 조선비즈

この電気ケーブルについては主に核実験による測定器と地上管制室との間を接続するケーブルだと説明しており、その後に坑道を石膏やコンクリートなどで埋める作業があるとしています。

一方韓国メディアによると、国家安保室は今月25日に「風渓里核実験場と異なる場所で核実験を準備するための核起爆装置作動試験をしていることが検出されている」と説明しており、今回の核実験に向けて作業が続けられていることが間違いありません。
また、韓国側も北朝鮮が坑道を埋めたという兆候はつかんでいないといい、可能性としてはケーブル接続と埋める作業は数日以内に実施される可能性があるとしており警戒しています。

北朝鮮の核実験と規模

まず今回の核実験については実施されれば北朝鮮で2006年10月9日以降7回目のとなります。一方で、北朝鮮の核実験における核爆発の規模は6回目は地震の規模はM6.1と再修正しており、規模すると250キロトン程度とみています。

仮にこれが爆発したとシミュレーションした場合、例えば東京駅上空で爆発した仮定すれば核兵器の被害を簡単にシミュレーションできるNUKEMAPによると仮に東京駅上空で炸裂した場合、死者数は約57万人、負傷者数は約229万人となります。

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