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優れた断熱・防火性能があることから家屋も含め大量に使用されていたアスベスト。現在、肺癌・中皮腫になることで例外を除き使用が禁止され撤去が行われています。一方、韓国では学校で未だに多くのアスベストが使われており問題視されています。

聯合ニュースによるよ、韓国の環境保護市民センターおよび全国学校アスベスト保護者ネットワークが共同で記者会見を開き、国内の学校におけるアスベストの状況について報告しました。結果、小学校・中学校、そして高校では40~50%くは未だにアスベストが除去されていないとしています。

記事によるとことし3月時点の結果として韓国の小中高校1万1946校のうち5454校(45.7%)がアスベスト除去事業を行っていないことが分かったとしています。内訳としては高校のアスベスト除去率が最も低く2371校のうち1275校(53%)が行われていません。小学校は44.6%、中学校は42.4%でしあた。

なぜ子供が多くの時間を過ごす学校でアスベストの除去が行われないのか理由については明らかになっていません。

もちろん、公立保育園なども同様であり、2021年には釜山市のとある国公立保育園では「2018年に保護者がアスベストの解体工事が必要だと区役所に苦情を入れたものの進んでいない」という話が取り上げられており、話としてはやはり予算が足らないという状況が明らかになっています。