image_470

アメリカが打ち上げたジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡。この開発から運用までの費用がなんと1兆円という巨大プロジェクトになるのですが、今後の探査として50光年離れた地球型惑星を調査する計画を発表しました。

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡の科学コンソーシアムは先月26日、声明として地球から50光年はなれたところにある地球型惑星(岩石を主体とする惑星)LHS 3844 bと40光年離れたかに座55番星eの2つをそれぞれ調査するという計画を発表しました。

James Webb Space Telescope will study two strange 'super-Earths' | Space

この2つの天体は地球よりもサイズが大きい岩石惑星スーパーアースと呼ばれるもので、例えて言うならば恒星(主星、太陽系でいう太陽)の近距離を公転している天体です。かに座55番星eに関しては太陽系で比較すると太陽と水星の距離のわずか4%しか離れておらず灼熱の天体となっています。

当然生命が存在している可能性は限りなくゼロに近くその表面温度も1700~2000度。自転も月のように潮汐ロック状態となっており同じ面を常に主星に向けているため高温に熱せられた溶岩が惑星の後方に移動し雨のように降り注いでいると考えられています。

▼かに座55番星eの想像図


何の意味がなさそうな天体を調査する必要があるのか。理由は地球です。地球もその誕生の仮定で衝突を繰り返し高温の地獄のような環境が広がっていたと考えられています。そこでこのLHS 3844 bとかに座55番星eを調査することで、地球誕生初期の環境がどうなっていたのか知ることに役立つだろうとしています。

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡は現在ミラーのいち合わせや機器の強度テストを実施しており、6月にも試験運転を実施し、直ちに観測調査を置こおなうとしています。
このエントリーをはてなブックマークに追加