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同じ空間にいるにも関わらず感染する人、しない人。重症化する人しない人がいることが確認されている新型コロナウイルス。これに関してアメリカの国立衛生研究所が行った調査、食べ物アレルギーある人は新型コロナの感染リスクが50%も少ないことがわかったとしています。

国立衛生研究所(NIH)が行った研究によると未成年者を含む世帯に住む4,000人以上の人の分析結果として、食物アレルギーのある人が感染する可能性はわずか約半分にまで低下すると発表しました。

People With Food Allergies Seem to Have Lower Risk of SARS-CoV-2 Infection

この研究内容は喘息などのアレルギーがある人は呼吸器系に問題を抱えているものの、新型コロナに感染しても重症化しにくいなどアレルギーの有無でリクスが異なるという研究と一致しているとしています。

記事によると、被験者の半数つまり2000人あまりは自ら食物アレルギーや喘息、湿疹、またはアレルギー性鼻炎だと過去に診断された自己報告しており、その後アレルギー性疾患に関連する抗体が本当なのか血液検査により裏付けされたとしています。

結果、2020年5月から2021年2月まで被験者世帯の新型コロナ感染状況を調査した結果、なぜか食物アレルギーを持っていることがわかった人は感染リスクが50%も低いという顕著なデータが得られたとしています。

原因は?

不思議なのは食物アレルギー持ちがなぜ全く無関係と考えられる新型コロナの感染率も低いのかという点です。記事によるとアトピー性喘息をもつ人の研究が行われた例としてはアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体を介して新型コロナが体内に入るのですが、アレルギーにより「レベルが下がっている」ため感染しにくい可能性が示唆されているそうです。

食物アレルギーの場合でもACE2受容体が何らかの理由があるとみており「食物アレルギーの特徴である2型炎症が気道のACE2レベルを低下させ、感染のリスクを低下させる可能性がある」と指摘しています。

ちなみに喘息と食物アレルギーのある人が仮に新型コロナに感染したとしても無症候性(全く体に異常がでない)とはならず、そうではない人と同じレベルの症状をみせたとしています。

*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。
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