
世界各国の戦車に乗り敵味方に分かれて戦うことができるWar Thunder。とてもリアルでこの手のゲームでは世界トップクラスのクオリティーがあるのですが、一方でとある中国人が自国の戦車に対して不満があり、機密を暴露しながら改善を要求する出来事がったと報じられています。
軍事系ニュースサイト『Task & Purpose』によると今月初旬、MMOコンバットゲームWar Thunderのフォーラムで一般人が入手することができない兵器の概略図などの情報を複数書き込み、運営側は中国軍の機密にあたると判断し当該プレイヤーをBANする出来事があったとしています。
'War Thunder' player leaks Chinese tank specs to win internet argument
War Thunderは第二次世界大会から現在運用されている陸・海・空の兵器を操縦し対戦するというゲームになるですが、例えば第二次世界大会中の戦車であれば装甲値などを細かく割り当てるなど、かなり凝ったものになっています。
しかし、現代の戦車の装甲値などは機密になっていることも多く運営側はあくまで『公開されている情報』からその数値を実装しています。
では今回何があったのか。このBANされたプレイヤーが投稿したのは戦車ではなく砲弾です。現在中国で配備されている戦車もWar Thunderではプレイすることができるのですが、その戦車で扱う砲弾が実際のものとゲーム内のものとは異なるとして機密情報を提示しながら修正を求めていたといいます。
War Thunderにおける戦車戦は戦車の装甲そして砲弾の性能が重要であり特に現代の戦車であれば極めて分厚い装甲になっているため相手に戦車を撃破できないという事態になります。そうなればその戦車は「弱い」ということになるため敵からすると攻撃の対象になる可能性があります。
結果、運営側は先程も紹介したように機密に当たると判断しプレイヤーを追放しアカウントを凍結しました。
当然ゲームであるのでゲームバランスが求められることになるのですが、その流れで2021年7月には元イギリス軍人のプレイヤーが自国戦車の内部モジュール(予想では装甲値)が異なると異議を唱え、機密データを運営に送信するのではなく、今回と同じように何故かフォーラムで公にしたことがあります。
この人物についてはイギリスの公務秘密法(Officials Secret Act)に抵触する恐れがあり懲役14年が課せられる可能性があるとしていたのですがその後どうなったのかは明らかになっていません。
'War Thunder' player leaks Chinese tank specs to win internet argument
War Thunderは第二次世界大会から現在運用されている陸・海・空の兵器を操縦し対戦するというゲームになるですが、例えば第二次世界大会中の戦車であれば装甲値などを細かく割り当てるなど、かなり凝ったものになっています。
しかし、現代の戦車の装甲値などは機密になっていることも多く運営側はあくまで『公開されている情報』からその数値を実装しています。
では今回何があったのか。このBANされたプレイヤーが投稿したのは戦車ではなく砲弾です。現在中国で配備されている戦車もWar Thunderではプレイすることができるのですが、その戦車で扱う砲弾が実際のものとゲーム内のものとは異なるとして機密情報を提示しながら修正を求めていたといいます。
War Thunderにおける戦車戦は戦車の装甲そして砲弾の性能が重要であり特に現代の戦車であれば極めて分厚い装甲になっているため相手に戦車を撃破できないという事態になります。そうなればその戦車は「弱い」ということになるため敵からすると攻撃の対象になる可能性があります。
結果、運営側は先程も紹介したように機密に当たると判断しプレイヤーを追放しアカウントを凍結しました。
昔も同じことがあったWar Thunder
War Thunderについては米陸軍が採用しているとも過去に報じられたことがあるくらいかなりリアルなゲームです。一方で自国の戦車や自分がプレイしている国の戦車が弱い・強いということが無限ループ的にプレイヤー間でやり取りされておりその板挟みになっているのは運営です。当然ゲームであるのでゲームバランスが求められることになるのですが、その流れで2021年7月には元イギリス軍人のプレイヤーが自国戦車の内部モジュール(予想では装甲値)が異なると異議を唱え、機密データを運営に送信するのではなく、今回と同じように何故かフォーラムで公にしたことがあります。
この人物についてはイギリスの公務秘密法(Officials Secret Act)に抵触する恐れがあり懲役14年が課せられる可能性があるとしていたのですがその後どうなったのかは明らかになっていません。