サル痘

2022年5月、イギリスで現在流行しているサル痘が初めて確認あれてから1ヶ月経過した現在、欧米を中心に世界で1000人の発症者が確認されています。一方で、これに関して接触していないにもかかわらず感染したというケースが一部で報告されているとしています。

海外メディアによると、サル痘に関して新型コロナウイルスのように爆発的な感染拡大は発生していないものの、1ヶ月間で1000人、約30カ国に広まっており最近ではあくまで少数ながら感染者と接触していないにも関わらず感染した事例があると報じられています。

国際統計サイトによるとサル痘は6日時点で1033人、28カ国で感染が広まっておりイギリス303人、スペイン198人、ポルトガル153人、カナダ81人と明らかに欧米で感染が広まっています

サル痘の主な感染は性行為とされています。当初見つかって23例のほぼ全ては性的マイノリティーの若い男性間で感染しており、現在もその大半が性的マイノリティー間で広まっていると報告されています。

しかし、ニューヨークタイムズは今月7日の報道として「感染した患者や動物と密接に接触した人々から大多数の事例が報告されたが、場合によっては空気中感染が疑われる場合もあった」としています。米国では確定者と密接に接触せず海外訪問もしなかった少数の感染事例も発見されたことが分かったとのこと。
ただ、この稀なケースについて本当に正しいことを言っているのかは疑問であり今後同様の例が他にも報告されるのかが注目されます。

アメリカではこの対応については二転三転しています。例えば米国疾病管理予防センター(CDC)は5月末から6月初旬の週に「海外旅行時にマスクを着用するよう勧告指針」を出していました。つまり空気・エアロゾル感染が発生する可能性が示唆したものの現在はマスク着用を削除しており、発表内容を訂正しました。

専門家によるとサル痘はウイルスの物理的なサイズが大きく飛沫による感染はありえるものの新型コロナウイルスのように空気・エアロゾル感染はしないと説明しています。また感染者と接触しなくても感染する可能性はゼロではないとしながらも、感染力事態は新型コロナに比べても全く高くないとしており、仮に今の規模で空気感染していたら発症者は既に数十万人はいるはずだと説明しています。

参考