軽く耐衝撃性・断熱性に優れることから比較的大型の家電などの梱包や食材の輸送などに使用されている発泡スチロール。これに関してゴミムシダマシという幼虫が発泡スチロールを食べることがわかったと発表されています。
この研究はオーストラリアのクイーンズランド大学の科学者らが発見したもので、虫が発泡スチロールを食べるということに関しては例えばカブトムシの幼虫などいくつか確認されていたものの、ゴミムシダマシの幼虫は最大で5センチまで成長するらしく、より多くを食べることになるとしています。
ゴミムシダマシの幼虫は例えば飼育されている爬虫類や鳥のエサに用いられています。
Scientists Found Superworms That Love Eating Styrofoam, And It Could Be a Good Thing
問題なのはゴミムシダマシの幼虫が死なないのかです。これに関して研究者は「これまで発見された発泡スチロールを食べる虫とは異なり、唯一のポリスチレン食で生き残ることができ飢餓対照群と比較して少量の体重を増やすことさえできることを確認しました」とのこと。
結果、チームはメタゲノミクスと呼ばれる手法を用いて腸内を分析、プラスチックの分解に関与している酵素を見つけたとのこと。
研究者としては発泡スチロールを処分するためにこの虫を大量に飼育するという方法もあるものの、どちらかというとこの幼虫を模倣するリサイクプラントを作ったほうがいいとしており、酵素工学によりさらに効率的に処理を行えるようにすることを目標として研究を進めたいとしてます。
結果、分解生成物を作り出し他の微生物に供給することで例えばバイオプラスチックなどに生まれ変わることができる可能性があるとしています。
ゴミムシダマシの幼虫は例えば飼育されている爬虫類や鳥のエサに用いられています。
Scientists Found Superworms That Love Eating Styrofoam, And It Could Be a Good Thing
問題なのはゴミムシダマシの幼虫が死なないのかです。これに関して研究者は「これまで発見された発泡スチロールを食べる虫とは異なり、唯一のポリスチレン食で生き残ることができ飢餓対照群と比較して少量の体重を増やすことさえできることを確認しました」とのこと。
発泡スチロールでなぜ生きられるのか
一般的な生物であれば発泡スチロールだけで生きることはできません。もちろん自然界には存在しない物質を食べて生きる生物の方が少ないのですが、研究者によると虫の腸内の微生物に理由があるとしています。結果、チームはメタゲノミクスと呼ばれる手法を用いて腸内を分析、プラスチックの分解に関与している酵素を見つけたとのこと。
研究者としては発泡スチロールを処分するためにこの虫を大量に飼育するという方法もあるものの、どちらかというとこの幼虫を模倣するリサイクプラントを作ったほうがいいとしており、酵素工学によりさらに効率的に処理を行えるようにすることを目標として研究を進めたいとしてます。
結果、分解生成物を作り出し他の微生物に供給することで例えばバイオプラスチックなどに生まれ変わることができる可能性があるとしています。