火星-15

2006年に北朝鮮が初めて核実験を行ってから軽く10年以上が経過しているのですが、現在この国における核兵器保有数は20発であるとストックホルム国際平和研究所が分析したと報じられています。

これは国際平和分野で世界で5番目に大きな影響力を持つシンクタンクとするストックホルム国際平和研究所が最近発表した分析結果で、それによると「軍備と軍縮、国際安保年鑑」というテーマの論文で北朝鮮の核兵器の内容が記載されているらしく、同研究所によると見出しでも紹介したような基数を保有していると推定しています。

[국제]스톡홀름 싱크탱크 "北 핵탄두 20기, 최대 55기 핵물질 보유" | YTN

また現時点における核兵器のもとにできる物質、つまりプルトニウムや濃縮ウランと考えられるのですが、それだけで核兵器45~55発程度の量を保有している可能性があると分析しました。

研究所は「2021年(去年)の報告書では北朝鮮が保有する核分裂性物質の量から最大50基の核弾頭を作ることができると推定したが今年は実際に完成した核弾頭数の推定値を記した」とのこと。「北朝鮮が大陸間弾道ミサイルに搭載して発射できる実戦用核弾頭を生産したという公式的な証拠はないものの、中距離弾道ミサイル用核弾頭は少量確保しているかもしれない」と分析しています。



同研究所は世界における核兵器としてアメリカやロシア、中国などをはじめイスラエルや北朝鮮の9カ国を核保有国として記しています。

世界全体の核兵器数に関しては9カ国で12705基としており1年で375基減ったと説明。ただ、「ウクライナの問題から35年間減少してきた核兵器は今後10年にわたって増えるだろう」と主張しています。