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6月に入ると夏を感じ始める日も増えますが、一方イタリアでは今月1日から環境問題が理由で道路交通法により「エアコンをつけっぱなしにしたら罰金」という理解できない法律が施行されたそうです。ちなみに罰金額は日本円で3万円以上となっています。

これはいったいどういう法律なのかというと、イタリアにおける道路交通法第157条第7項第2号として要約すると「車が停車している時にエアコンを使用することを禁止。罰金は223~444ユーロ(31,500~62,800円)」としています。

Multa con l'aria condizionata in auto? Serve chiarezza

ここでいう停車している時というのは、例えば駐車場などで停止している時にエアコンをつけるためエンジンを動かしている場合に罰金が適用されるものと考えられます。気になるのは信号待ちなどの場面ではどうなのかという点ですが該当する記事を読む限りでは合法としています。

つまり、先程も述べたように駐車場といった車を一定時間止め、ドライバーが自由に外に出歩けるような状況にエアコンを稼働させるためにエンジンを動かしていたら罰金の対象になるという認識でよいと考えられます。

ちなみこの規制は何も最近始まったものではなく2007年時点で導入されたものだとしています。例えばイギリスでも同様の罰金があり、スペインでも同様に停車中にエアコンを付けた場合は100ユーロの罰金という法律があるとのこと。

確かにショッピングセンターなどの駐車場には仕事をサボっているのか長時間車のエンジンを動かした状態で停車している車が存在しているのですが、排ガスやエネルギーの消費という昨今の環境問題を考慮すると肯定的な意見もでてきそうなのです。ただし罰金についてはどのような理由からこの値になったのかは不明ですが高すぎるのではなかと思います。

ちなみにこのような法律は日本には存在してません。