新型コロナウイルス_1

日本をはじめ韓国でも新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいるのですが、これに関して最新の調査内容が発表されました。韓国ではすでに人口の約94.9%がワクチンなどからコロナの抗体を持っていることがわかったとしています。ただ一方で感染したことによる抗体確率が短期間に60倍に跳ね上がるなど気になる結果もでています。

韓国で新型コロナの対応をしている国の中央防疫対策本部は14日、全国16の地域で1612人を対象に新型コロナウイルスの抗体保有率を調査した結果、94.9%が獲得していることがわかったとしています。これはワクチンや新型コロナに感染したことである一定水準の抗体値を持っていると判断されたものと考えられます。

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記事によると、特に他人から新型コロナに感染することで獲得する自然感染による抗体陽性率は2022年1月の0.6%から2022年4月では36.1%と60倍以上に増えていたとしています。この間、韓国では新型コロナの市中感染が爆発的な増加となり1日あたり60万人を超える新規感染者数がでていた頃です。

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現在韓国では新型コロナの新規感染者数は9700人あまりとなっています。

抗体保有率が94.9%となった理由について当局は「地域社会の感染者が増加するにつれて自然感染による抗体だけでなく未診断の感染者も増加したと判断される」と説明しています。ただ、今後に関して当局はより正確な自然感染者規模の確認と流行リスク要因分析のため7月から大規模な全国単位抗体陽性率調査を開始するとしています。

国民の大半がワクチンを接種すれば新型コロナも撲滅できると言われていたのですが日本を見てもそのような状況にはなっていません。ただ、状況としては新型コロナによる人体への影響などを鑑みた場合、特に欧米では政治的な集まりの場を見ても普通の風邪のような扱い方をしており、すでに普通の風邪レベルの扱いになっており収束しつつあるというのは世界的な流れになっています。