003型空母 福建

2018年に中国が公式に建造していると発表していた003型空母に関して、日本メディアによると17日進水式を行ったと報じました。この空母に関しては翌年には推定される規模がいくつか報じられていたのですが、主要装備や排水量などは予想どおりのものになりました。

17日に進水した中国の空母、003型空母と言われていたものですが中国国営新華社通信によると習近平主席の生まれ故郷でもある『福建』と名付けられました。この空母に関しては欧米の軍事系サイトが衛星写真を元に飾り付けが行われていたことから「間もなく進水する」と予想していました。

China Launches The Fujian, Its Most Capable Aircraft Carrier Yet (Updated)

この003型空母『福建』について2018年11月に新華社通信が「新型空母が既に造船所の船台で順調に建造中だ」とSNSに投稿し、当時以前から噂されていた003型空母の建設が行われていることが正式に明らかになりました。
ただ、この空母は国産では2隻目となることから『002型空母』などと呼ばれており2017年時点ですでに中国メディアが報じており、この時点でカタパルトを搭載するとしていました。



その後2018年12月には環球時報が電磁カタパルトを搭載した空母になる可能性があると報じており、合わせて排水量も1隻目、2隻目より1万トンほど多い8万トンになる可能性があると発表していました。

つまり2018年時点ですでに中国国営側が発表していたものがほぼ間違いなかったということになりそうです。

次の004型は原子力の可能性も

となると中国で建造が噂されている次の空母004型はどうなるのか。これについてはいくつか噂があります。中国では今回進水した3隻目から4、5、6隻目は同型艦になる可能性がある指摘があり、3隻目、4隻目は通常動力で電磁式カタパルトになる説と次の4、5、6隻目では原子力を搭載する説があります。



特に次の4隻目以降が原子力になる説は2021年に中国人民解放軍と近い情報筋として香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じていたもので「4隻目の空母に原子力推進力を使うための中国船舶工業グループ(CSSC)の計画を検討してる」という内容も合わせて報じています。