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新型コロナが流行した時、国民の大半がワクチンを打てば集団免疫が獲得でき終息する、などと連日報じられワクチンの必要性が訴えられていたものの、お隣韓国は「集団免疫が形成されたと言うに無理がある」とし、現在も感染拡大を食い止めるのできないと発表しています。

新型コロナの免疫はワクチンおよび感染により獲得することができるものの、お隣韓国では国民の約94.9%、目安として20人のうち19人が持っているという計算になるといいます。当初日本でも人口の60~70%がワクチンを打つか感染して免疫を持すると集団免疫効果により、現在の自体は事態が終息すると専門家が発言していました。
しかし、日本を見ても韓国を見ても、当然世界を見てもその状況にはなっていません。なぜなのか。

국민 94.9% 항체 생겨도 집단면역 NO…'방어면역지표'의 비밀 [뉴스원샷] | 중앙일보

国民健康栄養調査(国建営)が行った抗体検査ではS抗体とN抗体の2つの有無が検査されました。S抗体はワクチンによる抗体になるらしく、N抗体は自然感染により獲得する抗体です。結果、1612人のうちS抗体は保有者は94.9%(1530人)で重複する形で15%にN抗体(241人)があったとのこと。

このN抗体は国内でどれだけ新型コロナに感染したのかもわかるものになるのですが韓国当局によると、2022年1月では0.6%にすぎなかったものの4月には36.1%に急増。当時韓国では1日あたり数十万人という感染爆発が発生しており状況の深刻さが証明される結果になりました。

当局「免疫力を持っているようには見えない」

中央対策対策本部ワクチン効能評価チーム長は現在の状況についてワクチンや自然免疫を獲得しても「疫力を持っているようには見えない」と発言しています。また「90%以上が抗体を形成しているとしても集団免疫が形成されたと言うに無理がある」とも発言。

理由については「新型コロナは変異し続けておりウイルスの伝播を効果的に遮断することができず、抗体は時間が経つと次第に消失する傾向を示していることから再感染が起こる」と説明しています。


内容は以上なのですが、結論としてはウイルスは変異しながらより感染しやすいものが生き残り、ワクチンや自然感染で免疫を獲得しても日が経つごとに効果が薄れるため結果的に集団免疫は獲得出来ないという理由のようです。

一方で、一昔前のように病院が重症者であふれかえるというような状況に放っていないことを鑑みるとワクチンが重症化を抑えるというのはかなり効果があるものと思われます。