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2020年9月、韓国の海洋水産部所属で漁業指導船に乗っていた公務員の47歳Aさんが船から飛び降り20kmも先の北朝鮮に親友し銃殺、遺体を焼かれたなどと韓国政府が発表していた事件に関して、遺族が文前大統領を殺人幇助で告訴を検討している他、当時の関係者だった海洋警察庁が相次いで辞意するという不可思議な行動が確認されています。

この事件は色々と闇がある事件として国や関係者の発言が半ば都合よく二転三転するというものになっています。事件を大雑把に紹介すると2020年9月21日午後12時51分頃、韓国の領海内を航行していた海洋水産部漁業指導船から47歳の男性が飛び降り、北朝鮮の登山岬という直線距離で20km離れたところまで行った(らしい)ものの、その後銃殺され遺体を焼かれたと主張されている事件です。

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位置関係はこのようになっており、男性が海に入ったのは韓国の島から2kmほど南側。男性はそこから20kmも先の北朝鮮側に泳いで越北したと韓国政府が主張しています。

そもそもなぜ男性が越北したのか。当時海洋警察庁はこの男性には借金があるなど理由で越北したと理由を付けていたものの男性の遺族側はこれを否定。その後、海洋警察庁が越北するような理由は見つからなかったとし、自らの意思で越北しと断定できる根拠は見つからなかったとしてこれを訂正しました。

結果海洋警察は当時の情報が誤解をもたらしたなどという理由で、当時の同庁のトップら9人が文在寅前大統領の退任に合わせるように辞意を表明しました。

この事件に関して遺族側は当時から「韓国と北朝鮮の作り話だ」発表しており、説明も二転三転する理解できない対応が続いていました。



ただAさんが何らかの理由で北朝鮮側に入ったのは間違いありません。政党「国民の力」は事件当時の状況を収めた北朝鮮軍の通信傍受情報から北朝鮮軍内部の通信の音声記録「越北」という単語は1つの文章に1回だけあり、海の中でAさんを発見してから2時間後のものだったとしています。
この内容も漂流していたAさんに対して救助を求める過程で越北という言葉がでたのかなども状況が全く分かっていません。

そして文在寅前大統領は軍に自国民が北朝鮮に拘束されたという内容を文書で受け取ったものの軍に対して一切指示を出そうとしなかったことが明らかになっています。推定ではこの文書を受け取った3時間後までAはさんは少なくとも生きていただろと言われています。当時北と韓国間には板門店の通信チャンネルがあり文在寅大統領側が直ちに指示していれば北側に通知は十分に行えたとされています。

つまりこの対応に過失があるとして遺族が『殺人幇助』で告訴を考えているものと思われます。当然その周りの人間に対しても同様に殺人幇助して訴えるられる可能性があり、大本のデマを拾えた海洋警察庁が責任をとり辞意という対応にでたということが考えられます。

参考