
地球温暖化、SDGsなどテレビをつければ聞かない日はないのですが、地球を温めている最大の原因は太陽から放射されるエネルギー(光)です。つまりスダレのように光を量を調整してやることで調整することは可能なのですが、これを宇宙でやってしまおうという案がマサチューセッツ工科大学から発案されました。
みなさんも一度は思ったことはないでしょうか。この太陽光を地球から遠く離れたところに置くことで人工的な日食を作り地球を冷やすことができるのではないかと。
私達が普段食べているもの、飲んでいる水、これにはほぼ全て太陽エネルギーが入っているのですが、このエネルギーを人工的に調整してやることで地球に気温をより確実に冷やすことができるのではないかという案です。
MIT案はどのようなものになっているのか。地球と太陽にちょうど両方から重力で引っ張られるような点『ラグランジュ点』があります。MITはこのラグランジュ点に巨大な泡を展開することで太陽光のわずか1.8%ほどを減らすだけで地球温暖化を無理なく地球規模で抑制することができると主張しています。
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▼ラグランジュ点。5つあるものの設置するのはL1

問題はラグランジュ点にどの規模の泡を作ればいいのかです。つまり地球から見ると日食のような現象を作る必要があるのですが、まず素材はシリコンベースの溶融物でグラフェンという液体から作るとしています。これをロケットで運びラグランジュ点に運搬し展開するというもので宇宙空間ではかなり巨大な膜として広がるとしています。
ちなみにバブルを構築するコストは地球の年間GDPの0.5%で作ることができると主張されているとのこと。ただこのバブルををどう制御するのか、宇宙線や熱などの過酷な環境下で1.8%遮断するという性能をどれだけ長期間維持できるのかは不明です。
私達が普段食べているもの、飲んでいる水、これにはほぼ全て太陽エネルギーが入っているのですが、このエネルギーを人工的に調整してやることで地球に気温をより確実に冷やすことができるのではないかという案です。
MIT案はどのようなものになっているのか。地球と太陽にちょうど両方から重力で引っ張られるような点『ラグランジュ点』があります。MITはこのラグランジュ点に巨大な泡を展開することで太陽光のわずか1.8%ほどを減らすだけで地球温暖化を無理なく地球規模で抑制することができると主張しています。
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▼ラグランジュ点。5つあるものの設置するのはL1

問題はラグランジュ点にどの規模の泡を作ればいいのかです。つまり地球から見ると日食のような現象を作る必要があるのですが、まず素材はシリコンベースの溶融物でグラフェンという液体から作るとしています。これをロケットで運びラグランジュ点に運搬し展開するというもので宇宙空間ではかなり巨大な膜として広がるとしています。
ちなみにバブルを構築するコストは地球の年間GDPの0.5%で作ることができると主張されているとのこと。ただこのバブルををどう制御するのか、宇宙線や熱などの過酷な環境下で1.8%遮断するという性能をどれだけ長期間維持できるのかは不明です。