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いわゆる認知症を引き起こすアルツハイマー。その根本的な原因は未だによく分かっていないのですが、テキサス大学が行った200万人の研究データを調査したところ、インフルエンザワクチンの接種者はアルツハイマー発症リスクが大幅に低いことがわかったとしています。

アルツハイマー病とインフルエンザワクチン接種。この因果関係については実は最近わかったものではなく、過去数年同様の研究結果が報告されているらしく、今回は200万人の大規模調査を行ったというものです。

How the flu vaccine can lower the risk of Alzheimer’s disease

テキサス大学はの研究者は65歳以上の数百万人の健康記録データを調べ、その中から93万人のインフルエンザワクチン接種と受けていない人をそれぞれ調査しました。結果、6年以内にアルツハイマー病を患った人はワクチン接種者で5.1%、非接種者で8.5%だったとのこと。差は3.4%です。

研究者によると65歳以上の人が少なくとも6年間に4回インフルエンザワクチンを接種することでアルツハイマー病の発症リスクは40%程度減ると主張しています。

なぜインフルエンザワクチンがアルツハイマー病のリスクを低減させるのか。これまでの研究からインフルエンザワクチンに本質的に関連しているとは『考えていない』と述べています。メカニズムとしてはワクチンが自然免疫系に関係しているのではないかとみています。


インフルエンザの成分がアルツハイマー病を直接予防する効果があるというものではなく、成分が人体の複雑な免疫系に働きかけた結果ではないかとのこと。

そもそもアルツハイマー病は何が原因なのかは分かっていないのですが、特定のウイルスに感染した結果、何十年か後に脳を破壊し発症するという遅発性ウイルス病という見方があります。(例として歯周病菌やヘルペスに感染すると発症するという研究もある)

またインフルエンザウイルスによって生成されたタンパク質が神経変性を引き起こすとアミロイドタンパク質との構造的類似性がありインフルエンザワクチン接種がアルツハイマー病を直接予防してる説もあるとのこと。

いずれにしても特に高齢者がインフルエンザを患うと死亡リスクも高くなることは新型コロナでも十分にわかっているところであり、感染を予防する以外も認知症を予防する効果があると思って積極的に受けるようにしたいところです。

*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。
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