エアバス380航空事故

日々どこかで発生する航空事故。時には乗員全員が死亡する事故も度々発生しているのですが、先日UAEのエミレーツ航空所属のエアバス380が機体から飛行中に爆音がしたもののそのまま着陸せず飛行し続けていたことが明らかになりました。

海外メディアによると事故があったのは2022年7月1日、エミレーツ航空所属のエアバス380-800はアラブ首長国連邦からオーストラリアに向かうため離陸。しかし45分ほど経った時、つまり巡航飛行している時に機体から明らかな異音が発生。これは乗員乗客のほとんどが耳したものの、パイロットは緊急着陸せずそのまま飛行しました。

エアバス380航空事故_2

当時、パイロットは客室乗務員から爆発音のような音がしたと報告をしたもののパイロットは「降着装置のタイヤがバーストしたんだろう」などと判断をしていました。上空で何もしていない極めて頑丈なタイヤがバーストするようなことはあるのか。念のため目的地のオーストラリアの空港側に通報。しかし、そのまま緊急着陸せず目的地まで14時間のフライトをしていました。

エアバス380航空事故_1

そして着陸したのですが、確かに機長らの判断のとおり22個のタイヤのうち1つがバーストしていたといいます。しかし、状況については機体側面のパネルも脱落しており空港側の調査の結果、降着装置を納める膨らみがあるところのパネルが飛ばされていたとのこと。

爆音発生時、機体が振動するなど明らかに異常が発生していたにもかかわらず、なぜパイロットは最寄りの空港に着陸しようとしなかったのか。離陸後45分という位置であれば空港に戻る事もできたのですが、この判断について正しいものだったのかは記載はありません。