
毎年暑くなり始めると水道トラブルが多く報じられる傾向がある韓国。おと年、去年に引き続き、今年も水道水から幼虫が見つかったと報じられています。
韓国KBSによると今月7日、韓国南部、対馬に比較的近い慶尚南道昌原市の浄水場と家庭の水道水から韓国では2年前から問題になっているユスリカの幼虫とみられる個体が確認されました。しかし、市が環境庁側に報告したのは実に31時間後の翌日午後5時だったと報じられています。
환경부 ‘수돗물 유충’ 지침에도…지자체 ‘우왕좌왕’
報告を受けた環境部は専門家と共同で現場調査を行ったものの、この幼虫が見つかったという出来事が市民らに公開されたのはさらに5時間後だったといいます。

なぜ対応が遅れたのか。市によると「マニュアルの内容が不明瞭なところが多く、どのように対応するべきなのか判断が遅れた。反省している」と回答しているとのこと。
一方で市は問題が見つかった浄水場で浄水池に追加のフィルターを設置する対応を行ったとしており、以降は一般家庭から幼虫が見つかったという被害は報告されていないとのことです。
▼逆流洗浄のイメージ

逆流洗浄とは一定方向から流れる水流を逆方向に水圧をかけることで活性炭に付着した有機物などを除去するというものになっているのですが、夏場はこれを怠ることで幼虫が孵化し水道水に混入するいうものになります。
これに関して高麗大学の環境システム工学教授は「特に夏の期間は積極的に逆流洗浄をしなければならない。間隔は2~3日に1回程度が望ましい」と説明しています。
この問題発生以降、全国で対策がとられたとしているもののこの様子から現在も徹底されていないことがわかります。
환경부 ‘수돗물 유충’ 지침에도…지자체 ‘우왕좌왕’
報告を受けた環境部は専門家と共同で現場調査を行ったものの、この幼虫が見つかったという出来事が市民らに公開されたのはさらに5時間後だったといいます。

なぜ対応が遅れたのか。市によると「マニュアルの内容が不明瞭なところが多く、どのように対応するべきなのか判断が遅れた。反省している」と回答しているとのこと。
一方で市は問題が見つかった浄水場で浄水池に追加のフィルターを設置する対応を行ったとしており、以降は一般家庭から幼虫が見つかったという被害は報告されていないとのことです。
水道水とユスリカの幼虫
水道水からユスリカの幼虫が見つかる事案は韓国では2020年から確認されています。混入する原因は浄水場です。これまで問題が見つかった浄水場では逆流戦場という活性炭フィルターの洗浄を行う作業がひと月に2~3回行うことになっていたものの、問題が見つかった浄水場では20日以上も放置されていたことが明らかになりました。▼逆流洗浄のイメージ

逆流洗浄とは一定方向から流れる水流を逆方向に水圧をかけることで活性炭に付着した有機物などを除去するというものになっているのですが、夏場はこれを怠ることで幼虫が孵化し水道水に混入するいうものになります。
これに関して高麗大学の環境システム工学教授は「特に夏の期間は積極的に逆流洗浄をしなければならない。間隔は2~3日に1回程度が望ましい」と説明しています。
この問題発生以降、全国で対策がとられたとしているもののこの様子から現在も徹底されていないことがわかります。