事件があったのは2022年7月10日、テネシー州のとあるマクドナルド店舗の前で発生しました。被害にあったのはレン・パーソンさんでこの日、トイレに向かった夫を待っている間、道端に1ドル札が落ちているのを発見。周囲を見ても所有者らしき人がおらず、そのまま拾い上げポケットにしまったとのこと。

当然、私達が予想できる範囲の時間お札を触りしまったと考えられるのですが、この行為が重大な結果を招くことになります。

その後、レンさんは3ヶ月の子供を夫に渡し自身もトイレにいきました。その時手は洗ったもののそのまま自然乾燥という感じだったといいます。そして車に戻り「さっきお金を拾っちゃった」という話になったとのこと。しかし夫はあまりいい気分ではなかったといいます。実はアメリカでは麻薬成分が含まれた紙幣が出回ってるというニュースを見ており、警察が扱いに注意して欲しいと訴えていたためでいした。

そのような話をレンさんにしていたのかは不明ですが、レンさんの体調が悪化します。当時の様子について「壁にぶつかったような衝撃があった」といい、寒気を感じ次に肩が麻痺するような感覚に陥ったとのこと。当時、夫に「冗談じゃない！助けて」と訴えたとのこと。
その後、夫は近くの病院を探し急行。レンさんは病院に到着と同じころに意識を失いました。

病院で治療を受けたレンさんは数時間後に意識を取り戻し、警察から「拾ったし紙幣から薬物が確認された」と説明を受けます。予想では薬物の保管にこの紙幣が使われたか、意図的に薬物を塗られた可能性があるのこと。

地元当局によると、先月村のガソリンスタンドの底に落ちた紙幣から白い粉が発見された事件が2度あったと写真を公開して注意を求めました。この粉はメスアンフェタミンとフェンタニルです。メスアンフェタミンはいわゆる覚醒剤でフェンタニルは麻酔用鎮痛剤の成分になります。特にフェンタニルは少量でも接触すると人を殺害できるほどの薬物だと説明されています。

なぜこのような紙幣が落ちていたのかは不明ですが、この紙幣を持っていた人物も素手で触ることはできないことを考えると意図的にこれを作り置いたと考えられます。

参考