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アメリカを始め複数の国が空母や軽空母を多く保有しおてり、地球の裏側でも戦争を行う能力があります。そこでロシアなど東側諸国が必要になるのは大型艦を一撃で撃破できる対艦ミサイルです。今回はこれまでほとんど公になっていなかったロシアの対艦ダンドミサイルを紹介します。

ロシアによると最近、『Zmeyevik』(日本語では蛇紋岩)という対艦弾道ミサイル(ASBM)という最新兵器を開発したと報じられています。これはTASSなどがロシア国防省の発表を報じているものらしく、Zmeyevikはロシア海軍の沿岸防衛のため長い間開発されてきたものだとしています。

Russia Developing Anti-Ship Ballistic Missile: Report | The Drive

このミサイルは一般的な弾道ミサイルのように垂直に発射されます。目標は見出しでも紹介したように西側の空母や大型の水上艦です。弾頭についてはHGV(Hypersonic Glide Vehicle)という、上空に打ち上げて大気圏内を滑空する極超音速滑空体のような機動を取るとしています。有効射程は2500マイル(4000km)程度ではないかと見ているのですがよくわかっていません。

▼青線 通常の弾道ミサイル、赤破線 HGV、緑 超音速巡航ミサイル
HGV(Hypersonic Glide Vehicle)

このミサイルについて記事では「高速の対艦ミサイルを作ることはソビエトとロシア人は伝統的であり、弾道ミサイルは良い選択肢です」と説明しています。ただこのミサイルを運用するには誘導が難しくロシアがは敵の艦隊を見つけても現在は中継することが難しいのではないかとしています。

また少なくとも現時点でZmeyevikの発射試験なども行われておらずターゲットに確実に命中させることができるのかはわからないとしています。

▼中国の対艦弾道ミサイル
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