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不運にも墜落するなどして壊れてしまう機体が存在します。特に航空機は事故により飛行不能になったり場合によっては修理不能に能になる被害が出ることがあります。しかし、未だに数が少ない貴重なF-35は墜落した機体であっても数億円レベルの価値があるといいます。

アメリカ、ユタ州のヒル空軍基地。ここには事故で修理不能になったF-35が2機存在しています。この2機は過去数年以内に事故にあったものなのですが、実はこの機体は洗浄され汚染物質などがない状態に生まれ変わり、F-35のメンテナンスなどを行う人たちの貴重な機体になっているとのこと。

機体は滑走路から飛び立つF-35Aつまり空軍型と、強襲揚陸艦から短距離離陸・垂直離着陸できるF-35B(海兵隊型)です。F-35Aについては2020年に着陸に失敗。機体が横転し炎上しました。パイロットは生還しています。

こちらの記事が今回撮影されたF-35Aです。2021年10月時点ではこのような洗浄が行われている様子が撮影されていました。

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そして現在はトレーニング用のアメリカでもかなり貴重な実機を用いたら装置として第二の人生を歩んでいるとのこと。メンテナンス担当者はこの機体を使って、無数の部品の取り付け取り外しをトレーニングできるといい、これらの部品の価値だけでも10億円近いとしています。

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F-35は今後長く運用される機体であり、存在している以上は修理の技術は得る必要があります。もちろん実機で行うのが普通ですが、それができなど特殊な場合はこのような機体を用いてトレーニングということになるのかもしれません。