日本国内でも感染者見つかったサル痘に関して、これまで感染した世界の528例を調査した結果、実に41%(218人)がエイズウイルスに感染していたことがわかったと報じられています。
Thornhill氏らが所属しているロンドン東部を拠点とするSexual Health,HIV All East Research(SHARE)Collaborativeは、非公式の臨床および研究ネットワークを通じてサル痘の発症例を認めた国の臨床医と連絡を取り、SHARE-netを結成した。海外を中心に感染が広まっているサル痘。2022年5月以降、特に欧米で感染者が報告されているのですが、今回16カ国、528例(人)の調査結果として実に41%がエイス(HIV)感染者していたと報告しています。この96%の人は抗HIV治療が行われていたといい、大半の人が管理(治療)されている人だったとしています。
今年4月27日から6月24日までに欧米、イスラエルおよびオーストラリアの16カ国の43臨床現場から、PCR検査により528例のヒトサル痘ウイルスの感染者が確認された。
時事メディカル
今回の528例(人)で女性は1人もいませんでした。また98%はゲイまたはバイセクシュアルなどの男性間性交渉者(MSM)だったと説明されています。残りの2%は異性愛者で男性の感染者として9例ありました。
症状としては95%(500例)が発疹または皮膚病変です。全身症状は、発熱62%、嗜眠41%、筋肉痛31%、頭痛27%となっています。入院したのは全体の13%(70例)で死者はいませんでした。