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太陽の光がほぼゼロの深海。最近アメリカの海洋大気庁は大西洋で等間隔で何か人工的に穴をあけたような謎のパターンを発見したと発表しています。

アメリカ海洋大気庁 (NOAA) が発見したのは大西洋中央海嶺という南アメリカ大陸とアフリカ大陸の南部のちょうど中央に位置する海底です。当局はオケアノス エクスプローラーにロボット潜水艇を乗せ、ポルトガル本土近くのアゾレス諸島の北にある海底火山の尾根を調査していたといいます。

Scientists Are Perplexed by Mysterious Holes They Keep Finding on The Ocean Floor

すると2500mの海底に自然にできたのか、人工的にできたのか全く未知の穴が等間隔で一直線上にならんでいるパターンを発見。実はその1週間後に483km離れたところで調査したところ、次は1600mしたの海底で同じパターンが発見されました。 NOAAによると「穴は人間が作ったようにも見えるのですが、周囲の堆積物の山があることから掘られるような形で作られた可能性があります」「穴を覗いてみましたが、ロボット潜水艇では穴を突くことができなかった」としています。

実はこのパターンがみつかるのははじめてではなく2004年にほぼ同じ海域で発見されています。専門家は「lebensspuren」と呼んでいるのですが、ドイツ語で「生命の痕跡」という意味があります。

いずれにしても人工的ではなく、何らかの生物が開けた穴と考えられるのですが今のところ空けた生物が確認されていません。NOAAによると、潜水艇の吸引装置を利用し堆積物のサンプルをを採取することで何が住んでいたのか調査するとしてます。