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今月2日アムステルダムに着陸したオランダの航空会社KLMシティホッパーの旅客機が、貨物ドアが空いた状態で着陸するという極めて危険な航空事故を発生させていたと報じられています。

記事によると、リーズからアムステルダムに飛行したKLMのKL1542ボーイング 737-700に関して右前方下部の貨物ドアが半開き状態になっており、この状態で50分ほど飛行し着陸したとしています。

A KLM Boeing 737-700 landed in Amsterdam with an open cargo door: why it is a very serious incident - AIRLIVE

KLMが行った調査によると、貨物ドアのハッチ部分が技術的な故障があったと発表ししました。同社は「8月2日にリーズからアムステルダムに向かうKL1542便が飛行中に技術的な欠陥により貨物ハッチの1つが部分的に開きました。乗客と乗務員に危険はありませんでした。また、貨物やバッグが落下するリスクもありませんでした」と発表しました。

「乗客と乗務員に危険はありませんでした」としているのですが、これは結果的に危険な状態にならなかっただけというもので、風圧などでドアが外れた場合は極めて危険な状態に陥ります。

これは当該記事にも記載されているのですが過去に貨物ドアが外れたことで墜落、346人が死亡する事故が発生しています。これは吹き飛ばされたドアは水平尾翼に衝突、ドア失われたことで機体構造が変形しケーブル類が切断・墜落しました。

今回の事故はこの機体のみ発生していると考えられ、ほぼ間違いいなく誤ったメンテナンスが実施された可能性が伺えるものとなっています。