サハリンのトーチカ_1

建物に大砲を装備し固定砲台として利用するトーチカ。主に沿岸地域にあったものですが、その中には戦車の砲塔をそのまま地面に埋め込みトーチカ化するものもあります。今回はサハリンにあった兵器を紹介していきます。

こちらの画像は「Заброшенный на Сахалине артиллерийский взвод танковых башен "Стародубское" - ЯПлакалъ」に掲載されていたものです

サハリンのトーチカ_2

投稿者によるとトーチカは1970年代後半に日本からの西側が上陸してくるのを阻止するため海岸線強化として建設されたもので、同様のものは千島列島、カムチャッカなどに点在しているとのこと。

サハリンのトーチカ_3
こちらはT-54の砲塔を利用したトーチカです。砲塔はそのまま使用あれていることが伺えます。

サハリンのトーチカ_4


サハリンのトーチカ_5

サハリンのトーチカ_6
出入りは砲塔以外もこのような入り口から行います。

サハリンのトーチカ_7
こちらはT-55の砲塔。砲塔は平地ではなくトーチカ建設のため予想では人工的に盛り上げた丘の上に作られています。

サハリンのトーチカ_8
トーチカといえば砲塔が目立ちますがその下にはかなりの空間が広がっています。

サハリンのトーチカ_9

サハリンのトーチカ_10
こちらが非常に貴重なT-54/55トーチカの地下です。内部は5つの部屋があるいい、それぞれ頑丈なドアがあります。

サハリンのトーチカ_11
内部は電力を供給するためのバッテリー室、砲弾を下から補給するための専用の部屋もあるとのこと。

サハリンのトーチカ_12

サハリンのトーチカ_13
こちらが砲塔内部です。

サハリンのトーチカ_14
本来は車体と接続するところがトーチカではコンクリートになっています。

サハリンのトーチカ_15
このようにトーチカは地下施設に併設されている大掛かりな装置になっていることがわかります。

ちなみに戦車を車両のまま固定砲台として利用するものもあり、写真で紹介したトーチカはコストがかかっていることがわかります。ちなみに海外では戦艦の砲塔をトーチカ化したものも存在しています。