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欧州地域では雨が降らず稀に見る干ばつとなっておりダムや河川が干上がるなどの光景が見られます。その一つイタリアでは第二次世界対戦中に投下された連合軍の1000ポンド、約450kg爆弾が川底から見つかったと報じられています。

イタリア北部のマントヴァ市に近いボルゴ・ヴィルジリオ村。ここにはイタリアで最も長い川であるポー川が流れているのですが、欧州地域を襲っている異常な高温と降雨量の現象により数々の河川が干上がるなどの干ばつが発生しています。

そんな流水量が少なくなった川から見つかったのは第二次世界大戦中、今から77年も以上前に投下され不発弾となった1000ポンド爆弾です。



記事によると発見したのは地元の漁師だといい、爆弾はアメリカ製でした。問題はこの爆弾の処理になるのですが、イタリア軍は周辺住民3000人を避難させて爆弾の信管部分を破壊。爆発する可能性を取り除き45km離れた採石場まで持っていき爆破処理したとのことです。

イタリアではこのポー川の水量もかなり少なくなっており、この国では農作物の約1/3がこの河川周辺で行われていることから非常事態宣言を発令してるとのこと。当然爆弾も第二次世界大戦後初めて発見されたもので、少なくとも過去70年間で最悪の干ばつが発生しているということになります。