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中国におけるアメリカに対するスパイ活動。これについては記事になることは少ないのですが、FBIによると過去数年、本土中部に位置する米軍基地周辺に中国ファーウェイ製のの携帯電話基地局が設置されている様子を発見するなど何らかの行為が行われている可能性があると報じられています。

最近CNNが報じた内容として、 FBI は特に軍事に関するスパイや妨害行為が国内で行われている可能性があるとして中国に関して警戒感が高まっているとしています。

Nuclear Experts Question Possible Effects Of Chinese Cell Towers On U.S. Missile Silos
https://www.thedrive.com/the-war-zone/nuclear-experts-question-impact-of-chinese-cell-towers-spying-on-u-s-missile-silos

FBIによると2017年以降からアメリカの軍事施設など国防に関する施設に近くの携帯電話基地局になぜか中国のファーウェイ製品が設置されるなどの問題が見つかったとしています。当然基地局というのは周辺住民の通信も支えるというものになるものの、当局としてはこのような基地局が「国防総省の通信をキャプチャして妨害することができた」と主張しています。

▼基地には大陸間弾道ミサイルを発射する施設がある。携帯ネットワークは要員の動きを監視・追跡することも可能だと指摘している
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問題なのはこの中部地域にはアメリカの核戦力、大陸間弾道ミサイル発射基地が存在しおてり例えば2019年にモンタナ州中央部にあるマルムストローム空軍基地の近くにファーウェイの携帯電話基地局が設置されていることが報告されているとのこと。FBIは中国人は高度に機密性の高い通信を傍受したり、なりすましを行うだけでなく、それらを妨害することさえできると考えていることを示しています記載されています。

ただし機密データを送信するためにUSSTRATCOMというものがあるらしいのですが、実はこれは無線通信ではなく主なコマンドは安全な地下の固定電話に通信を依存してるといい必ずしもこれが問題ではないとも記載されています。

通信云々という以外にも誰がその携帯電話ネットワークを使用しているのか、携帯電話ネットワークの近くにいるすべての人の動きを監視できるようになる可能性があり、弾道ミサイルを運用している空軍要員、ICBMを運用および保守している民間の請負業者も監視することができるとしています。また誰がどこでどのシフトで働いているか、どのルートを通って運転しているか、その人がどこに住んでいるかなども特定することができるとしています。