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先日韓国を襲った記録的な大洪水。ソウル市では街が浸水するという見たことがない光景が広がっていたものの、この時設置されていた止水板が全く機能していなかったと報じられています。

これはYTNなど複数メディアが報じたもので、ソウルのとある自治体にある地下鉄には駅の出入口に止水板がもうけられスイッチを押すと電動で上がる仕組みが採用されていました。しかし取材陣が状況を調査したところ、全く動作していなかったとのこと。

[사회][단독] 집중호우 때 멈췄던 '물막이판'..."고장 사실도 몰랐다" | YTN

この地域は今月8日の大洪水でも深刻な浸水被害が発生したものの取材した止水板も他の箇所ももすbて動作していなかったとしています。問題なのはそれだけではなく止水板が上がるところにコンクリートや看板を設置するなど障害物も設置されていたといいます。



問題なのはこの地下鉄の駅には店舗がある以外もその周囲には住宅街に設置されており浸水を遅らせ避難する時間を与えるとして多額の費用をかけ設置したものの故障したことさえ誰一人報告しなかったという点です。

管理しているのは区役所ですが2022年4月実施した点検で止水板が全て正常という判定を受けていました。しかし、8月8日の洪水時にはほぼ動きませんでした。これが浸水により故障したのかそもそも故障していたのかは原因は不明とのことです。