
地球温暖化により氷が溶けるなどと特に『北極の氷』については言われることがありますが、一方地球の反対側南極の氷についてはどうなのでしょうか。NASAが行った研究によると南極の氷については1992年から行った調査によると毎年増え続けていることが明らかにました。
これまでの学説では南極の氷床は地球温暖化の影響を受けて減少しているとする考え方が一般的だったが、NASAが人工衛星のデータを解析する手法で行った最新の調査結果から、南極の氷床は定説とは逆に増えていることが判った。地球温暖化に伴い極地の氷が溶け海水面が上昇すると言われていますが、その氷の大半が存在している北極と南極。北極については年々減少し続けていることが分かっているそうなのですが、一方南極については逆に溶ける量よりも増える量が多いことがNASAの研究により明らかになりました。
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これはゴダード宇宙飛行センターの氷河学者Jay Zwally氏を中心とする研究チームにより明らかになったもので、1992年から2008年まで観測衛星を使用し南極全体の標高から氷の厚さを調べ氷が減っているのかそれとも増えているのか研究したものです。
Zwally氏によると南極全体の氷は1992~2001年に1120億トン、また2003~2008年に820億トン増加しており南極半島、スウェーツ島、パイン島、南極東部と南極西部の内陸部においても増え続けていることが分かったとしています。
ただ、「地球温暖化否定説を支持する人たちは、これに高じて『地球温暖化の心配はありません』と言い始めるかもしれませんが、氷が増加している部分が見つかったからといって、南極大陸の問題がすべて解決したわけではありません。」とも語っています。(参考)
『南極大陸の問題』が具体的に何を指すのかはわからないのですが、IPCCの調査報告書によると実際に海水面が上昇していると研究結果も報告されておりその水は南極ではないどこかの氷などが溶けるなどしこれを押し上げていることは事実であるともいえます。
地球温暖化が正しい、間違っているは別として「北極の氷が減少している」などと白熊が氷につかまって浮いている写真がセンセーショナルに掲載されることもあるのですが、一方でなぜ北極ばかりで南極について触られることは少なかったのか。
結局は単純に地球温暖化を一般の人に訴えやすいデータや材料が南極ではなく北極にあっただけともいえそうです。
