新型コロナウイルス_1

新型コロナウイルスが引き起こす様々な症状。例えば肺炎や味覚障害などはよく知られていますが、実は脳へ感染に関して一般的な他の臓器よりも1000倍以上高く、味覚障害など様々症状は実は脳への深刻な感染が引き起こされている可能性があるという研究内容を紹介します。

簡単にまとめると
  • マウス実験では3日後に改善したもの5日目以降に急速な症状悪化がみられた
  • 脳内のウイルスレベルが体の他の部分よりも約1,000倍高いことがわかった
  • 呼吸が苦しいなどの症状は呼吸器疾患ではなく、脳への感染が引き起こされている可能性がある
ジョージア州立大学の生物学研究者が行った研究によると、新型コロナウイルスをマウスの鼻腔に感染させ、肺からウイルスが除去された後で脳へ急速な攻撃が引き起こされ、重篤な病気を引き起こしたことを発見したと発表しました。

COVID-19 Attack On Brain, Not Lungs, Triggers Severe Disease In Mice - Neuroscience News

研究者によると新型コロナウイルスに感染した場合、呼吸が苦しいなどの症状は「呼吸器疾患であるという私たちの考えは必ずしも真実ではありません」と話しています「脳に感染すると、脳その肺、心臓、すべてを制御しているため、あらゆるものに影響を与える可能性があります。脳は非常に敏感な器官。それはすべての中央処理装置です」といい、脳への感染が他の臓器に異常を出している可能性があると指摘しています。

研究では感染したマウスの肺のウイルスレベルが感染の3日後にピークに達し、その後低下し始めたことを発見しました。しかし、5日目と6日目には影響を受けたすべてのマウスの脳に非常に高レベルの感染性ウイルスが見つかりました。このとき呼吸困難、見当識障害、脱力感などの重篤な疾患の症状でていたことがわかりました。

この研究では、脳内のウイルスレベルが体の他の部分よりも約1,000倍高いことがわかったとのこと。研究者はこの調査結果が一部の新型コロナウイルス患者が肺機能が改善されたものの急速に再発し死亡する理由を説明するのに役立つ可能性があると述べています。

今回の研究や他の研究から、病気の重症度や様々な人が経験する症状の種類はウイルスの量だけでなく、それがどのように体内に入ったかで左右されることも示唆しているとしています。
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