
ただの風邪なのかインフルエンザなのか、それとも新型コロナウイルスなのか、嗅覚や味覚の異常などわかりやすい症状が確認されていましたが、新たに新型コロナに感染した場合、4人に1人が舌の腫れやただれ、表面の変化、変色など何らかの異常が出ていたことがわかったと報じられています。
この研究はスペインで運用されていた野戦病院での新型コロナウイルスに感染した軽度もしくは中等度の肺炎を患う666人の患者の観察に基づいたもので、最初の研究は2020年9月に発表されており今回は最新の研究結果ということになります。
それによると新型コロナウイルスに感染した4人に1人が、舌の腫れ、ただれ、舌の表面の隆起、へこみ、変色などの何らかの舌の変化に気づいたことを発見したとのこと。また僅かな割合で口の中が熱く感じるなどの報告もあったとのこと。
▼新型コロナウイルスに感染した人の舌。左は舌が腫れ歯と接触したことにより側面に凹みが確認できる。前部一過性舌乳頭炎を伴う舌炎も確認。右は斑状の脱乳頭を伴う舌炎。(2020年9月)

新型コロナウイルス以外でもウイルス感染は口と舌に症状を引き起こすことが知られ ています。しかし、新型コロナウイルス患者におけるこの現象に関するデータはほとんど無いとのこと。理由はウイルス感染の安全上の懸念があり、医療専門家が患者の口の中を検査することに時間を費やすことを避けていることが一因と考えられています。
また新型コロナウイルス患者の約40%が手のひらまたは足の裏に皮膚の問題を経験していることもわかりました。これは一時期新型コロナウイルスに感染した場合、『霜焼けのような症状』が出ることが確認されているものと同じもで灼熱感、発赤、皮膚の剥離、および小さな隆起が含まれています。
それによると新型コロナウイルスに感染した4人に1人が、舌の腫れ、ただれ、舌の表面の隆起、へこみ、変色などの何らかの舌の変化に気づいたことを発見したとのこと。また僅かな割合で口の中が熱く感じるなどの報告もあったとのこと。
▼新型コロナウイルスに感染した人の舌。左は舌が腫れ歯と接触したことにより側面に凹みが確認できる。前部一過性舌乳頭炎を伴う舌炎も確認。右は斑状の脱乳頭を伴う舌炎。(2020年9月)

新型コロナウイルス以外でもウイルス感染は口と舌に症状を引き起こすことが知られ ています。しかし、新型コロナウイルス患者におけるこの現象に関するデータはほとんど無いとのこと。理由はウイルス感染の安全上の懸念があり、医療専門家が患者の口の中を検査することに時間を費やすことを避けていることが一因と考えられています。
また新型コロナウイルス患者の約40%が手のひらまたは足の裏に皮膚の問題を経験していることもわかりました。これは一時期新型コロナウイルスに感染した場合、『霜焼けのような症状』が出ることが確認されているものと同じもで灼熱感、発赤、皮膚の剥離、および小さな隆起が含まれています。
科学者によるとこれらの症状がいつ現れる傾向があるかを完全に理解できていません。またその症状が新型コロナウイルスの重症の症例だったり、長期の症例を予測するのに役立つかどうかを知ることも困難だとしています。
参考
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