F-117
Photo:MattHartman
引退したと言われていたF-117。しかし近年、飛行している様子が複数のアマチュアカメラマンにより撮影されています。そして先日、ついにロサンゼルス国際空港上空に空中給油を引き連れて2機のF-117が観測されたと報じられています。

DefenseBlogによると、今月19日AssociatedPressのプレス写真家がロサンゼルス国際空港付近で2機のF-117とKC-135R空中給油機の3機が飛行している様子を撮影したと報じています。

撮影者によると、「ロサンゼルス空港上空で、2機のF-117ステルス戦闘機と1機のKC-135R空中給油機が同時に飛行しました...私の人生でこれほど素晴らしいシーンは見たことがありません」とツイートしました。

F-117は世界初の実用型ステルス機として極秘開発された機体です。経歴を説明するとF-117は1981年に初飛行し1983年に実戦配備がはじまりました。当然、この時点では公にされておらず、以降基地周辺の住民らから不思議な機体が飛んでいるという目撃情報が出始めます。
そして1988年にアメリカの軍事紙が初めてスクープしたことで、ようやく政府がF-117の存在を認めました。

2008年4月22日になるとすべてのF-117が正式に引退しました。一部は解体され以降、毎年数機解体するとしていました。しかし、2014年以降、F-117が運用されていることが明らかになり以降目撃頻度が加速度的に増えていきました。



そして2019年には空中給油を受けているF-117が撮影されているほか、最近では低空飛行をしている様子や堂々と空軍基地から飛び立つ様子が撮影されておりもはや引退したという影は無くなっています。

ちなみに2021年1月には既に米空軍は、KC-135空中給油機を使用してF-117に燃料を補給することを許可する正式な命令を出しおり、運用していることは公の事実となっています。

なぜF-117の運用が再開されたのかは諸説あるのですが、有力候補として対ステルス機対策として研究に使用されている可能性が高いとされています。これは中国やロシアといった国のステルス機の研究といしてF-117を用いているという理由です。
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