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海外メディアによると、先月米空軍ブラウン参謀総長は戦闘攻撃機として運用されている比較的安価な機体となるF-16の後継機としてF-36(既存のF-35ではない)の導入を検討していると報じられています。(画像は参考資料)

この内容事態は2021年2月中旬にブラウン参謀総長が「F-16を部分的に置き換える真新しい戦闘機の購入を考えている」などと発表していたもので、2020年代に戦術航空機を投入すべきかについての調査を開始しているなどとメディア関連のイベントで発言していました。

F-16 Replacement: Air Force May Build 4.5-Generation Fighter Jet
F-36 Kingsnake: Air Force's Next Fighter Jet? | F-16 Replacement

見出しでも紹介したようにF-16の後継機はこれまでF-35とされていました。これ以外も米空軍の多くの戦闘機の後継機をF-35にしようと計画していました。しかし、F-35があまりに高価すぎました。これはまず機体の価格です。

現在の価格は7790万ドル(予想ではF-35A型で約80億円)とされているのですが、実際にF-35を飛ばす1時間あたりのコストは高コストを維持しています。その費用は1時間あたり4万4000ドル(約450万円)です。これをアメリカ空軍の平均的な飛行時間に置き換えるとどうなるのか。
米空軍パイロットの平均的な飛行時間は年間200時間です。また有事には350時間ほどになるといい、一人あたりの仮想のコストは900万ドル(約9億円)~1570万ドル(約16億円)というとんでもない額になります。

米空軍と開発元のロッキード・マーティンは、1時間あたりのコストを2万5000ドル(250万円)に引き下げようとしているものの国防総省は達成することは不可能と長い信じてきました。したがって米空の予算も限られている為、コストが根本的に下がらなければF-35の導入数は必然的に少なくな可能性があると警告していました。

▼ノースロップ・グラマンのF-36Aという機体。今回の記事とコンセプトとは無関係
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今後F-36という機体が本当に開発されるのか。想像ではF-36はステルス機のような形状になっているもののステルスコーティングという運用コストを底上げしている技術は取り込まないようなものになっていると考えられています。

そのような機体は4.5世代戦闘機と呼ばれているもので、例えば韓国のKF-Xのような機体がそれにあたります。