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戦闘機の行動範囲を大きく伸ばすことができる外部燃料タンク。これは翼の下や胴体に接続する形で運用されるですが、F-35専用の燃料タンクは実は未だに開発されていません。これに関してイスラエルは2年以内に実用化すると報じられています。

翼下や胴体に付いている大きな爆弾のような装備。その形状から「爆弾を抱えている!」と思われてしまう方も多いのですが、実は外部燃料タンクという燃料を収めたものです。これは戦闘機以外にも例えば輸送機やヘリコプターにも搭載される場合があります。

では最新鋭のスタルス戦闘機、F-35。外部燃料タンクを抱えた姿を見たことがないのは、実は現在もF-35用の外部燃料タンクは完成しておらず運用が出来ていないことが理由です。つまり、一般的な戦闘機よりも航続距離が短くなるという欠点を抱えていることになります。

この問題に関して、イスラエルメディアによるとイスラエルは独自にF-35用の外部燃料タンクを開発しているしています。

Israel Continues Development Of New External Fuel Tanks For Its F-35I Adir Jets - The Aviationist

記事によると、これはイスラエル空軍のF-35I用の今までアメリカで開発されてきたものとは異なる新しい外部燃料タンクだとしており、今後2年以内を目処に運用を目指したいとしています。

具体的にどのような形になるのかは不明なのですが、600ガロンのコンフォーマル燃料タンクだとしており、その設計自体は2019年に発表されていたとのこと。このコンフォーマル燃料タンクとは例えば翼の下に爆弾のように搭載するのではなく機体にくっつける形に搭載するというものになります。

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実は過去に開発されたことがあった

F-35の外部燃料タンクについてはこれまで480ガロンのF/A-18用のものを使用することが期待されていました。しかし、風洞試験の結果、タンクを搭載した状態でミサイルを放つとF-35に衝突する可能性があるなど試験結果が出ていたらしく、後に数値流体力学を用いたスリムなタンクを開発。これは426ガロンの燃料タンクで最終的に承認されたものの製造には至らなかったとのこと。

またイスラエル空軍はF-22用の600ガロン外部燃料タンクは使用できないか興味を示していたとのこと。ただ、機内の爆弾倉にミサイルなどを収めた状態での飛行になる可能性があり、翼に兵器を搭載するビーストモードの場合はやはりタンクの再設計は必要になるとしています。

現在イスラエルで開発されているコンフォーマル燃料タンクは機体に張り付く形になるため、翼に兵器を搭載する形となるビーストモードと組み合わせでも使用することができる考えられています。

▼ステルスモードとビーストモードの搭載兵器量
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