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海外メディアによると、昨年1月8日革命防衛隊などと名乗るイラン軍部隊が、一般の旅客機を撃墜し176人を殺害した事件について1年を迎えるまえに遺族らに15万ドルの賠償を行なうと一方的に発表したと報じられています。

簡単にまとめると
  • 昨年1月にイラン軍がイラン国内から離陸した旅客機(ウクライナ)を撃墜
  • 事件から1周年を前に事件調査が終了したとして遺族に15万ドルの支払いを発表
  • これらの決定は協議されたものではなくイランが一方的に決めた額
  • ウクライナは協議のもと責任者を罰し、賠償額を決める必要があると主張
アルジャジーラなど海外メディアによると、イラン政府は現地時間2020年1月8日午前6時18分頃、首都テヘランの空港から離陸したウクライナ国際航空のボーイング737-800型機を軍が撃墜した事件に関して、先月30日、撃墜事件から1年を前に死亡した176人の遺族に賠償することを発表したと報じています。

イラン政府によるとこの賠償は遺族の権利を保つためだとしています。またイラン政府はこの日の発表で、撃墜事件の調査が終了したことを一方的に宣言。「ウクライナ、米国、フランス、カナダ、スウェーデン、英国、ドイツなどすべての利害関係者との英語で書かれた最終報告書を発送した」とし「民間航空機関が報告書をすぐに公表する」とも発表しました。

一方でイラン軍に撃墜されたウクライナ側は今回の対応を強く批難しています。まず、今回の件についてそもそも撃墜した当該兵士、またその責任者が一切司法措置がとられていないといい、そもそもイランが初期の合意すらも守らずにいるといいます。ウクライナとしてはあくまでこれまでの国際的な通例として、まずは責任者を司法の場に立たせることが重要であり賠償についても協議を通じて額を決めるものだと主張しています。

ボーイング737-800型機撃墜事件は2020年1月3日にアメリカがイラン国内の革命防衛隊の司令官など7人を殺害したことうけ、同月8日にイランがイラクにある米軍基地に弾道ミサイル攻撃を実施。その1時間後にイラン軍はテヘラン国際空港から離陸して間もないただの旅客機を撃墜し乗員乗客176人全員が死亡しました。



参考
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