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 他国からすると異常な警戒をしているのは中国。全国人民代表大会いわゆる全人代を前に、北京では包丁どころか鉛筆を削るような小型ナイフの販売も停止されているとのことです。


 第18回中国全国人民代表大会(18大)が11月8日に開催されます。今回の全人代、日本でいう国会では胡錦濤氏から習近平氏へ国家主席が変わるとされています。そのためなのかは分かりませんが、中国北京では、現地警察が市内を巡回しとあるネットユーザーは実際はそのようなレベルではないと語っています。



 10月29日、中国のネットユーザーは全人代について、「昨日包丁の柄が壊れたのでスーパーに買いに行った。しかしどこも18大のセキュリティー強化の影響で、包丁どころか鉛筆を削るような小さいナイフも販売ができないといわれた。まったく包丁も随分タイミングの悪い時に壊れてしまったものだ」と書き込みがありました。



 また、地方から北京に入るのも一苦労で電車で行こうとすると電車に乗るまでに3回の手荷物検査と身分証の提示を求められるとしています。



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全国人民代表大会



 全国人民代表大会は立法権を行使するほか、国家の最高権力機関として、行政権・司法権・検察権に優越する。中華人民共和国主席および副主席、国務院、国家中央軍事委員会、最高人民法院、最高人民検察院の構成員は全人代によって選出され、全人代に対して責任を負い、全人代の監督を受ける。



 全人代は、省・自治区・直轄市・特別行政区の人民代表大会および中国人民解放軍から選出された代表(議員)によって構成される。一般国民(公民)が代表を直接選挙するのではない。一般国民が直接選挙できるのは、県級以下の人民代表大会のみであるため、全人代代表の選出は間接選挙となる。人民代表選挙は中国共産党によって指名された候補に対する信任投票となることが多いが、複数の候補から選択する差額選挙が行われることもある。いずれにせよ指導政党である共産党の原則的方針から根本的に逸脱する者が人民代表に選出されることは絶対にない。

参考:レコードチャイナ