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 皆さん、ある日突然両手を失ったらどうしますか?今回紹介するのは、そんなある日突然両手を失ってしまった中国の男性のお話です。

 中国湖北省武漢の大学生、Cao Huishenさんには両手がありません。Caoさんは8歳の時に感電事故にあい両手を失ってしまいました。しかしこの時、諦めることはせず足を使って文字を書く練習を始めました。理由は学校に行きたかったから。当時母親に「学校に行けるのは字が書ける子供だけだよ」と言われたのがきっかけだったといいます。

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 当初、足で文字を書き始めるとふくらはぎが攣り、とても字を書ける状態ではなかったといいます。しかし、それでも練習を繰り返し、現在は武漢の大学生。大学ではコンピューターについて勉強しているそうです。
 中国の大学生は基本的に寮生活なので自分のことは自分でしなければなりません。友達に恵まれた彼に、足でやるには限界がある家事については友人にお願いして代わりにやってもらうともあるんですが、足で服を着たり、自転車に乗ったり、食事をとったりする技術は既に身に付いているとのことです。

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 Caoさんは一時期、新聞配達のアルバイトをしていたことがあるといいます。実は、両親が職を失ったときがあったらしく、学費を自分で賄うだけでなく両親に仕送りまでしていたそうです。

 Caoさんは地元のテレビ番組にも度々登場するらしく、この番組を見た地元の実業家Dong Mingzhu氏は彼の授業料と生活費の支援、そして大学を卒業後は仕事を与えることを約束しているといいます。
 「人間は今できることでベストだと思うことをするべきです」、「私は役立たずではない。良い市民になって、本当に社会に貢献したいと思っています」とCaoさんは語っています。

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参照元:LUCIFER NEWS