通常、惑星は主星つまり恒星など非常に重い天体を中心に公転していますが、宇宙には主星を持たない自由浮遊惑星というのが確認されているそうです。
フランスとカナダの天文学者から成る研究チームが発見したのは地球から130光年離れた位置にあり木星の4~7倍程度の質量があると考えらる天体です。この天体が他の惑星と違うのは主星を中心に公転しておらず、ただ宇宙空間をさまよっているという不思議な天体です。
このような惑星は学者らの間で孤児惑星、ホームレス惑星、自由浮遊惑星、放浪惑星などさまざまな呼び方がされています。惑星の形成過程は2つが考えられており、一つは恒星系からはじき出されたパターンと、恒星系ではなく独自に惑星を形成したというパターンです。今回の「CFBDSIR2149」という惑星もどちらかにより宇宙を漂い続けていると考えられています。
別の研究で見つかった自由浮遊惑星
研究チームは自由浮遊惑星の研究をしているわけではなく、褐色矮星と呼ばれる恒星になりきれない天体を探す調査をしていました。今回見つかった天体も褐色惑星と考えられていたんですが、赤外線を放っていた痕跡が見つかり、大型のガス惑星である可能性がでてきたとしています。
CFBDSIR2149が完全な自由浮遊惑星であるかはわかってはいないものの、これまでの研究によると太陽と冥王星の100倍程度の範囲には主星となる天体は存在していないとのことです。
自由浮遊惑星のイメージ
自由浮遊惑星の数は多い?
2012年2月、Monthly Notices of the Royal Astronomical Society誌に掲載された研究論文によると、天の川銀河系の中だけでも自由浮遊惑星が2000~4000億個存在すると予想がされています。これは数は恒星の10万倍で、このような天体の一部は別の恒星やブラックホールの軌道に捕捉されている可能性の高いとしています。
天の川銀河に存在する恒星系の約3~6%が自由浮遊惑星を捕捉しているらしく、地球と太陽の1万倍ほどの距離を楕円軌道で公転していると考えられているそうです。
参照:ナショナルジオグラフィック
このような惑星は学者らの間で孤児惑星、ホームレス惑星、自由浮遊惑星、放浪惑星などさまざまな呼び方がされています。惑星の形成過程は2つが考えられており、一つは恒星系からはじき出されたパターンと、恒星系ではなく独自に惑星を形成したというパターンです。今回の「CFBDSIR2149」という惑星もどちらかにより宇宙を漂い続けていると考えられています。
別の研究で見つかった自由浮遊惑星
研究チームは自由浮遊惑星の研究をしているわけではなく、褐色矮星と呼ばれる恒星になりきれない天体を探す調査をしていました。今回見つかった天体も褐色惑星と考えられていたんですが、赤外線を放っていた痕跡が見つかり、大型のガス惑星である可能性がでてきたとしています。
CFBDSIR2149が完全な自由浮遊惑星であるかはわかってはいないものの、これまでの研究によると太陽と冥王星の100倍程度の範囲には主星となる天体は存在していないとのことです。
自由浮遊惑星のイメージ
自由浮遊惑星の数は多い?
2012年2月、Monthly Notices of the Royal Astronomical Society誌に掲載された研究論文によると、天の川銀河系の中だけでも自由浮遊惑星が2000~4000億個存在すると予想がされています。これは数は恒星の10万倍で、このような天体の一部は別の恒星やブラックホールの軌道に捕捉されている可能性の高いとしています。
天の川銀河に存在する恒星系の約3~6%が自由浮遊惑星を捕捉しているらしく、地球と太陽の1万倍ほどの距離を楕円軌道で公転していると考えられているそうです。
参照:ナショナルジオグラフィック