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 イスラエルとパレスチナ自治区との間でミサイルや無誘導ロケットを使った報復攻撃が行われています。一方イスラエルは自国に届くミサイルなどをアイアンドームという迎撃システムで無力化しているそうです。

 2012年11月14日、イスラエル軍によるハマス軍事部門トップのアハメド・ジャバリ司令官を殺害したことにより、ここ数日双方がミサイルを使った報復攻撃が行われています。イスラエル側はガザ地区に地上部隊を送り込む準備をしているなど、急速に関係が悪化しています。

 そんなことでガザ地区からイスラエル側にミサイル攻撃が行われているんですが、イスラエル側は「アイアンドーム」という発射台が設置されているらしく、ここからは迎撃ミサイルが発射されているといいます。CNNによると17日までにガザ地区から発射されたミサイルは737発。この内492発がイスラエル地域に着弾し245発は迎撃されたとしています。

 アイアンドームがイスラエル全域に設置されているわけではなく、人口集中地域や軍事施設の周辺を守るように重点的に置かれ、イスラエルによると14日段階で迎撃率は90%を超えていると発表しています。

אזעקה בבאר שבע+12 ירוטים מוצלחים

 アイアンドームから発射されたミサイルが迎撃を行う映像です。

Iron Dome System Ashdod Israel

 こちらは日中に撮影されたものになるんですが、地上からさほど離れていない距離で迎撃していることがわかります。

アイアンドーム
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 アイアンドームは一体どのような性能なのか。週刊オブイェクトによるとアイアンドームはイスラエル、ラファエル社製の迎撃ロケットで射程40~70kmサイズのロケット弾を迎撃するために開発されたものだとしています。アイアンドームの迎撃体、つまり迎撃ミサイル本体は"Tamir"と呼ばれおり重量は90kg。有効射程は7kmでアイアンドーム1個高射隊により150平方kmの都市部を防護できるとしています。

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参考:中央日報