中国で犬に注射し食用に売ろうとしていた男が、誤って自分に刺してしまい昏睡状態に陥るという出来事があったそうです。
中国浙江省杭州市内の病院に運び込まれたのは30代とみられる男。実はこの男、野良犬に強力な筋肉弛緩剤を注射し食肉用売りさばいていました。
男は杭州市郊外の道で倒れていたらしく、地元住民により病院に運ばれました。直ぐに検査が行われたものの、男性が意識を失った原因が分からなかったといいます。また身分が分からず着衣を調べているうちにズボンのポケットから注射器が見つかりました。注射器の中には獣医師などが麻酔の補助などにつかう筋肉弛緩剤の1種であるスキサメトニウムが入っていたとのことです。
3日後、意識を取り戻した男。なぜこのようなことを行なっていたのかについて男性は「もう怖いことはありませんよ。なんでも話しますよ。犬をつかまえようと思って、薬が入った注射器を持ってオートバイに乗っていました」と自供。「もともと、家にカネがないから犬を捕まえて売ろうと思ったんだ。ところが、病院の治療代だけで3万元(約39万円)だ。いったい、どうしろと言うんだ。来年の4月には、子どもが生まれるんだぞ」と語ったといいます。
注射器が自身に刺さってしまったことについて男性は「注射針にはキャップをしていた」と主張。医師の検査により男の体に針でさした小さな傷があったことから「注射器で刺した傷に違いない。オートバイの振動などでキャップが外れて体につきささったのではないか」と見解を示しています。
男は「何でひっくり返っちゃたかは分かりません。何も思い出せないんです」と当時を語っています。
医師によると「スキサメトニウムを注射された犬の肉を人が食べても、中毒症状が出ることは、あまり考えられない」とした上で、今回男性が使っていスキサメトニウムは濃度が高く、犬に注射した場合には死んでしまう可能性が高いとしています。人に使った場合でも命に危険が及ぶ場合があったとのことです。
中国では2011年にスキサメトニウムを使って犬を捕獲しようとした25歳の男性が誤って自分に刺してしまい死亡した事件が報告されています。男によると「注射器を使って犬を捕獲する人はたくさんいる。冬になると、犬を食べる人が増えるから」と説明していたといいます。
男は杭州市郊外の道で倒れていたらしく、地元住民により病院に運ばれました。直ぐに検査が行われたものの、男性が意識を失った原因が分からなかったといいます。また身分が分からず着衣を調べているうちにズボンのポケットから注射器が見つかりました。注射器の中には獣医師などが麻酔の補助などにつかう筋肉弛緩剤の1種であるスキサメトニウムが入っていたとのことです。
スキサメトニウム
筋弛緩薬の1つ。人工呼吸や気管内挿管を容易にするため麻酔前投与薬、精神科の電気けいれん療法の筋弛緩にも使われる。スキサメトニウムの商品名である「サクシン」は、ヒドロコルチゾンの「サクシゾン」と名称がよく似ているため、2008年に徳島県の健康保険鳴門病院でサクシゾンと間違え、サクシンの誤投与がなされ患者が死亡するという事故が起きた。
3日後、意識を取り戻した男。なぜこのようなことを行なっていたのかについて男性は「もう怖いことはありませんよ。なんでも話しますよ。犬をつかまえようと思って、薬が入った注射器を持ってオートバイに乗っていました」と自供。「もともと、家にカネがないから犬を捕まえて売ろうと思ったんだ。ところが、病院の治療代だけで3万元(約39万円)だ。いったい、どうしろと言うんだ。来年の4月には、子どもが生まれるんだぞ」と語ったといいます。
注射器が自身に刺さってしまったことについて男性は「注射針にはキャップをしていた」と主張。医師の検査により男の体に針でさした小さな傷があったことから「注射器で刺した傷に違いない。オートバイの振動などでキャップが外れて体につきささったのではないか」と見解を示しています。
男は「何でひっくり返っちゃたかは分かりません。何も思い出せないんです」と当時を語っています。
医師によると「スキサメトニウムを注射された犬の肉を人が食べても、中毒症状が出ることは、あまり考えられない」とした上で、今回男性が使っていスキサメトニウムは濃度が高く、犬に注射した場合には死んでしまう可能性が高いとしています。人に使った場合でも命に危険が及ぶ場合があったとのことです。
中国では2011年にスキサメトニウムを使って犬を捕獲しようとした25歳の男性が誤って自分に刺してしまい死亡した事件が報告されています。男によると「注射器を使って犬を捕獲する人はたくさんいる。冬になると、犬を食べる人が増えるから」と説明していたといいます。