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 2012年9月25日に中国海軍に引き渡され5回程度の試験航行が行われていたんですが、今月25日空母艦載機による初の離着艦訓練に成功したと国営テレビが報じました。映像を交えて紹介します。

 中国の国営テレビは25日、中国初の空母「遼寧(りょうねい、リャオニン)」を使用した艦載機「殲15(J-15)」による離着艦訓練を行い成功したと報じました。今回の計画について当局は「空母と戦闘機の技術性能を十分に検証した結果、いずれも良好で、設計上の要求を満たした」としています。

 一部情報によると、艦載機による初の着艦を行ったのは戴明盟というパイロットで、中国の東海艦隊所属の海軍航空団で大隊長を務めるベテラン操縦士とのことです。今回使用された艦載機について、中国側は「中国が独自開発した初の艦載多用途戦闘機で、完全に独自の知的財産権を有している」と主張しています。

中国 空母で艦載機(殲15)の離着陸訓練の実際映像

 今回の映像について、これまで空母側にあった問題、例えば着艦時に使用するアレスティング・ワイヤーの開発に数年は要するなどと言われれていたんですが、こちらも4本搭載されていることがわかります。また、空母の最高速度が遅く艦載機は発艦できないなどと言われていたんですがこちらも特に問題はないようです。ただし、ミサイルや各種爆弾をフル装備した艦載機の発艦はロシアの空母できていないらしく、カタパルトを使用しない艦載機発艦には何らかの制限があることは間違いなさそうです。
 
 以下は報道機関が撮影した離着艦訓練の写真。甲板に付いたタイヤの痕から相当数の着艦訓練が行われていることが確認できます。
 
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参考:レコードチャイナ新華社