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激しい交通渋滞が発生している中国の都市部。単純に人が多すぎるという理由の他に、交通マナーが著しく悪いことが原因とされています。中共機関紙の一つ『人民網』は「信頼関係が成り立っている日本式道路横断は社会全体の運行効率をも高めている」としています。

赤信号にも関わらず集団で道路を横断する歩行者。先が詰まっているにも関わらず我先に交差点に突っ込む乗用車。結果、交差点に車が溢れかえり『無法地帯』と化している箇所がいたるところに存在するという中国。

人民網は今月12日、『日本式道路横断、実は効率的』という趣旨の記事を掲載。「日本人が交通ルールをしっかり守ることは周知の事実だ。これは、科学的で整備された交通法規と素養教育のなせる業であると同時に、公的な場での日本人の相互信頼関係によるところが大きい」とする内容をだったといいます。

中国の交通事情!


簡単に内容を紹介すると、「そもそも日本は歩行者優先の道路法規で、信号がない交差点でも停止線があった場合は一時停止し再発進しなければならない。一方、信号がある交差点ではスピードを緩めること無く走り抜ける。外国人は「日本人は危険とは思わないのか」というのだが、これは歩行者や交差点を通る他の車に対する信頼感が反映された結果である」としています。

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写真:道路中央に設けられた歩行者の横断防止柵。もちろん効果は無かった。

また、最近中国の一部都市では罰金化された歩行者の赤信号横断についても書かれており、「日本人の道路横断効率は極めて高い。歩行者用信号が青に変わると、歩行者はさっさと順序良く交差点を渡り、縞模様の横断歩道の上をモタモタ歩いている人は皆無だ。歩行者用信号が赤に変わると、今度は車が急発進、スピーディーに進んでいく」とした上で、「秩序を守ることで時間が節約され、その結果、社会全体の運行効率が高められる」とまとめられていたそうです。

参照元:レコードチャイナ