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中国の空港では遅延の発生が問題になっていると紹介しましたが、今回、またも遅延が原因で物を壊す、弁当を巡って殴り合いの喧嘩など大騒動が発生したそうです。

2013年1月3~5日にかけて中国・雲南省昆明長水国際空港で濃霧など天候による旅客機の大規模なフライトキャンセル、遅延が発生しました。これにブチギレしたのは中国人。なにを思ったか、待っている乗客に配る食事をひっくり返す、チェックインカウンターを破壊し職員に襲いかかるなど前代未聞の大騒動となりました。

中国網によると、3日の午前10時に濃霧が発生、夜には霧が晴れるとしていたものの結局晴れることはなく、この日440便のフライトがキャンセルされました。
しかし、翌4日も離着陸不可となったため、空港は多くの客でごった返す事態になっていたといいます。一方で空港の再開に関するアナウンスもなく、空港内の掲示板もダウン状態が続いたほか、携帯電話も十分に使用できない情況に利用客たちは混乱状態に陥ったといいます。

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4日午後になると一部利用者の怒りが頂点に達し、航空会社から提供された弁当をめぐって客同士の奪い合いが発生。激怒した利用客が弁当を運ぶ台車ごと引っくり返したところ、その後は弁当はおろか水すら提供されなくなったといいます。



4日の夜には利用客と空港関係者の間に生じた衝突が激化。一部の利用客と関係者との間で口論が始まり、「殴られた」という叫び声を合図に利用客がチェックインカウンターを占拠、現在の運行状況を調査するために勝手に機材を操作するという事態が発生しました。
さらに列の割り込みをめぐって外国人客が警備員と衝突。利用客たちは「早く家に帰らせろ」とシュプレヒコールを始めたといいます。騒動は深夜も続き、殴るなどの暴行は30件以上起きたといわれています。

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5日には天候が回復し空港が再開。大暴れした客は昆明長水国際空港を離れていったとのことです。

今回の騒動について空港側は7日に対応が不十分だったとして空港は謝罪文を発表したそうです。

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