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初めて月に探査機を送り込んだロシア(ソ連)は、約40年ぶりに再び月に探査機を送り込もうとしています。今回は2015年にも打ち上げられるルナ・グローブ1について紹介します。

唯一人類が脚を踏み入れたことがある地球外天体、月。ここ最近、月の天然資源や水の存在により、各国が探査機を送り込んでいるんですが、この流れはロシアも同じようです。

インターファクス通信によると今月7日、ルナ・グローブ計画におけるロシアの月探査機ルナ・グローブ1(ルナ25)の着陸地点が、月の南極に着陸する事になるだろうと報じました。ルナ・グローブ1は約40年ぶりに製造された月探査機で月の砂(レゴリス)や大気に関する探査を行うとしています。

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画像:ルナ・グローブ1、及びルナ・レスルスの着陸可能エリア

ロシア科学アカデミー宇宙研究所のレフ・ズィリョーヌイ所長は今回の着陸地点決定について、「もとより私たちは北極・南極のどちらに着陸するかを検討していました。南極は地形学的に、また水の存在が示唆されている点から、より望ましいと考えています」と述べています。

ルナ・グローブ1の打ち上げについては2015年もしくは16年になる計画で、月面から通信を行う技術を試験を行った後各種探査を行うとしています。ルナ・グローブ1打ち上げ後については周回する探査機ルナ・グローブ2と、ロシアとインドの共同計画であるルナ・レスルス、ロシアのルナ・グルン、そして2015年以降のロボット化された月面基地計画が控えているものの、探査機の質量過多や過去行った火星の衛星探査計画の失敗により全体の計画が遅れています。

ルナ・グローブ1

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1997年に計画が立案されたロシア連邦宇宙局による月探査計画(ルナ・グローブ計画)。当初の予定では2009年と2010年に最初の2機が打ち上げられる予定だった。ルナ・グローブ1は重量1450kgの無人探査機でソユーズ-2.1Aによる打ち上げられます。 計画で使用が予定されているペネトレーターモジュールは日本製の物が使用されています。

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 画像:ルナ・グローブ1、ルナ・レスルスの着陸システム

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画像:ルナ・グローブ2

参考:sora.jpEureka